フロイドくんは小鮫ちゃんを構いたい (ページ15)

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とある日の部活動

今日は先日頼まれていたマジフト部の助っ人に行く

レオナ先輩直々に頼まれちゃ断れはしない

普段の横暴な態度とは違い少しソワソワしていた
人に物を頼むのは慣れていないのだろう
可愛いなあ。
なんて思いながら了承したが、どうやら俺は相当にやけていたらしい。キモイと言われてしまった。

まあそれもレオナ先輩の照れ隠しだろう。

時は昼休み

昼食を食べ終わり教室へ向かうにも時間があるからと気分転換に中庭へ向かった。そこで前方に見かけたのがレオナ先輩。

｢レオナ先輩。まさかサボる気ですか？？｣

駆け寄ってそんなことを言ってみれば、悪びれることも無く

レオナ｢悪いか？｣

なんて聞いてくる。
悪いとは言言わないが。というより言えない。

｢悪いとは言いませんが、あまり感心出来ませんね。｣

レオナ｢お前の感心なんさどうでもいい。｣

とサラッと言ってくるものだからイラつく

｢放課後の部活動には後輩を助っ人で呼ぶほど力を入れるのに、学業は疎かにするのですね。

来年レオナ先輩のことを呼び捨てで呼び、タメ口で話せることを楽しみにしていますよ。｣

なんて嫌味たっぷりに言い返せばさすがに顔が歪む

レオナ｢あーあー分かった分かった。
授業に出ればいいんだろ。｣

呆れたような諦めたような顔で校舎へと向かう
最初からそうしてくれればいいのにね

レオナ～おっは～
なんて言う日が来るなんて俺だって嫌だよ
マジフトの試合を見て憧れてた先輩の1人なんだからさ

レオナ先輩が途中で消えないように教室近くまでついて行った

ウザがられたが、なんだかんだ言って部活に呼ぶほど可愛がってはくれている
素直じゃないんだからなあ