フロイドくんは小鮫ちゃんを構いたい (ページ11)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:75,513 hit

11 ページ11

2限目でぶっ飛ばしたせいで不機嫌なフロイド

一切俺には目もくれず、俺の1歩前を歩いている
ただ、歩幅は合わせてくれてるので嫌われてはいない

こういう所も可愛いくてついついぶっ飛ばしちゃう

次が飛行術らしく、3-Bの先輩達が入れ替わりで入ってきた。

ケイト｢Aちゃんじゃーん。おっはー。｣

う、ケイト先輩かあ

ケイト｢え？嫌そうな顔したよね｣

ちょっと眉を下げてわざとらしく悲しそうに言う

｢そんなことないですよ。大好きな先輩に会えてとても嬉しいです。｣

朝一番であった日は眩しくて目が開けられない程キラキラしてるこの人
輝石の国はこういう人も多かったけど、なれない

ケイト｢本音を言うと？｣

｢朝からそのテンションはだりぃ。｣

ケイト｢うわひっどーい。しかももう昼近いんだよ。｣

そう笑顔で返してくるのでメンタルは鋼鉄だと思う

｢授業あるから行くね。ばいばいけーくん。｣

そう言って軽くてを振れば

ケイト｢がんば～。｣

と笑顔で振り返してくれる

フッ軽で話しやすいので好きな先輩のひとりだ。
輝石の国にいた時も何かと構ってくれた
ただ、精神年齢は幼い気がするのでお世話してあげてたと言っても間違ってはいないかもしれない

なんて言ったら怒られるけど

急いで着替えて教室に向かおうとすると
目の前にはフロイドがいた
ずっと待ってたんだね可愛い

フロイド｢やだ｣

とだけ言って抱きしめてきた

ギューって強く強く締められる
痛くはない

｢嫉妬したの？可愛いね。｣

と言って背中を摩ってあげる
そうすると力が少し緩くなる
どこまでも赤ちゃんだ

オレのなのに

なんて寂しそうな声がするが聞こえるが無視した
俺は誰のものでもない

｢授業始まるよ。｣

と言って引き離して置いていく。