four episode ページ5
２人で喋ってる姿を遠くから見つめる紅子がいた。
紅子：＊「月宮（人1)・・・どん底に落としてあげるわ・・・」
過去 〜中学時代〜
男子生徒１：「なぁ、月宮ってさ、顔はいいくせに性格が問題だよな。」
男子生徒２：「確かに。いつも外ばっかし眺めてさ、あいつ喋ってるとこみたことねーし、笑ったとこもねーし不気味だよな。」
男子生徒3：「俺、聞いた事あるぞ、隣の組の鈴木が月宮に声かけたんだってその日の放課後そいつ、階段から落ちて足の骨、折ったらしい。」
男子生徒２：「で、次々に月宮に関わった奴、その日に何かあったんだろ？」
男子生徒1：「それから、あいつら月宮の呪いって言い出してさ。俺らも気をつけねーとな。」
全部聞こえてた。本当は誤解って言いたかった
あの時の私が何を言ったって誰も聞いてくれない。
今、横にいる。快斗君だって青子ちゃんだって私に関われば不幸になる。
快斗：「・・・い！（人1)聞いてんのか？」
その時、屋上に（人1)の中学時代の男子生徒が入ってくる。
男子生徒：「快斗ーここにいたのかよ。ゲッ、月宮じゃん・・・ちよっ、快斗ちょっと来い」
快斗の腕を引っ張り離れた所で
快斗：「なんだよ。」
男子生徒：「あいつにあんまり関わんなよ。」
快斗：「何でだよ。」
男子生徒：「あいつ、呪われてんだよ。」
快斗：「はあ？」
男子生徒：「あいつに関わった奴その日に不幸な事が次々起きてんだよ。」
快斗：「おめぇしてなんでそこまで知ってんだ？」
男子生徒：「俺、中学時代あいつと一緒のクラスだったからだよ。」
（人1)：＊「ほら・・・快斗君も・・・どうせ私は一人が似合う・・・」
屋上から出る。
快斗：「あ！（人1)」
紅子：＊「いいこと聞いちゃったわ。」
快斗：＊「（人1)・・・どこ行ったんだよ。おわっ！」
転けて腰をさする。
快斗：「いててて・・・なんでこんなとこ濡れてんだ？」
紅子：「・・・ねぇ、月宮さん。あなたに関わる人達に不幸な目に合ってるんですってね？」
（人1)：「・・・」
紅子：「黒羽君さっき、階段で転けて怪我したみたいよ。」
（人1)：＊「え・・・嘘・・・私と関わったから・・・」
職員室に向かう。
担任：「どうした？」
（人1)：「体調が悪いので、帰らせてください。」
担任：「保護者と方呼ばなくて大丈夫か？」
（人1)：「呼べる保護者なんかいませんから。」
担任：「・・・分かった。気をつけて帰れよ。」
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作者名：めぐ | 作成日時：2019年4月29日 13時
