心配 ページ9
侑李side
さっきから大貴の顔が恐ろしいことになってる。
怖いとかじゃなくて。
怒ってる顔とか悲しんでる顔とか焦ってる顔とか、百面相的なことになってる。
あ、大貴が楽屋から出ていった。
｢伊野尾ちゃん、｣
｢ん…やまだ…｣
ふとそんな声が聞こえ2人をみる。
いつもなら大貴と3人でくっついてるのに、今日は2人。
大貴が出ていったドアを少し悲しげにみるいのちゃん。
あー、なるほどね。
僕も大貴を追うようにして楽屋をでる。
大貴がいそうなところ…んー、ダンスの練習するところかな。
ｶﾞﾁｬｯ
ぉー、いたいた。
｢…大貴。｣
｢ち、ちねん！？びっくりしたぁ。｣
目を赤くした大貴が振り返る、が、すぐに顔をそらす。
｢なんでこんなとこにいるの？｣
｢んー、ダンスの練習したくて、かな？笑｣
無理矢理笑顔を作ったせいか、顔が若干引きつってる。
何があったか分かってるけど一応聞こうと口を開いた瞬間、大貴が喋る。
｢薮くんと、ひかに続いてカップル誕生したね〜、｣
思わぬ言葉が出て僕はビックリした。
｢ラブラブでいいなぁ、2人とも。｣
｢だいっ…｣
｢今までのはなんだったんだろねぇ。ほんと、笑えちゃう。笑｣
僕に被せるように話す大貴。
｢俺だけ舞い上がっててバカみたい。笑｣
｢大貴っ｣
｢いいなぁ、俺もいのちゃんとラブラブしたいなぁ笑｣
｢大貴ｯ!!!｣
｢っ…ふぅ…ぅ、｣
｢無理して笑わないでよ、本当の、気持ち言って…｣
｢う、うぅっ、好きぃ、好きだよ、大好きっ｣
｢うん、だれが？｣
｢いの、ちゃ、いのちゃん、が好きっ！｣
｢うん、そうだね、辛いね、大貴。分かるよ、僕にも。｣
｢ふぇ、くっ…うぅ、｣
｢僕もね、涼介が好きなの。だから、大貴の気持ちすごくわかるよ。辛い、苦しい。でもね、僕は諦めてなんかないよ。｣
｢え？｣
｢涼介が好きだから。諦めてない。いのちゃんから奪ってみせるから。だから、大貴も諦めないでよっ、一緒にがんばろ？｣
話していると僕まで涙が止まらなくなった。
｢ち、ねんっ、ぅ、うん。がんばるっ…｣
僕は大貴の涙を拭った。
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桜蘭 - 山ちゃんがいいです！ (2016年10月1日 9時) (
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りんか(プロフ) - 山田くんがいいです (2016年9月7日 22時) (レス) id: 596b4aa504 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 有岡くんがいいです (2016年8月13日 21時) (レス) id: 16df2e6e85 (このIDを非表示/違反報告)
ひかりん - 山田君がいいです。やまいの好きなので! (2016年7月12日 20時) (レス) id: 072c63d91f (このIDを非表示/違反報告)
のにょん - 大ちゃんがいいです！話の流れ的にも略奪みたいな感じでそっちの方がしっくりくるかなーっと。まぁただ単にありいの見たいだけなんですけど（笑） (2016年4月18日 17時) (レス) id: cb47215377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありいんぐ | 作成日時：2016年4月9日 22時
