4話 ページ5
「机に足を掛けるな！」
「あぁ？」
「雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか！」
「思わねぇよ！！ てめぇどこ中だよ！」
入学して1日目、席の目の前で行われるくだらない討論から目を逸らし窓の外を見つめる。
試験の結果は余裕で合格だった。やはり筆記の方はギリギリだったが、それを覆す圧倒的ポイント量。合格は確信していた。
(やっぱり同世代に囲まれると落ち着かない...)
「あーーーっ！ あの時の！！」
「え」
ビシッと綺麗に指を刺されてたじろぐ。これはどうやら自分のことを言われてるのだろう。マルっとした顔の茶髪の可愛いらしい少女の大きな声であっという間に自分に視線が集まって、居心地の悪さにゔ、と声を漏らす。こら、人に指を指すな。
「強そうだったから合格してるとは思ったけど、まさか同じクラスだったとは！ 私の事覚えてる？ 試験の時助けてくれたよね！」
「う、うん。覚えてるよ。えぇと」
「お茶子、麗日お茶子だよ！ お茶子って呼んでほしいな」
「お茶子、ちゃん。私AA。...よろしく」
＿＿ミイラ取りがミイラになるなよ？妹を守りたいのならな。
お茶子のにこやか光線をくらいながら、頭には死柄木の言葉が浮かんでいた。
(言われなくとも、分かってる)
情に流されるなという事だろう。きっといざという時、私が雄英の味方につくのを恐れての言葉。私はいつかこの人たちを裏切る。私がやるのは友達ごっこなのだ、あまり感化しない方がいいと、よろしくと言った後彼女からスイっと顔を背ける。彼女が不思議そうに頭を傾けたと同時に担任の教師が入ってきてこの場は切り抜けた。
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まいちゃお(プロフ) - 小動物もふり隊さん» ご指摘ありがとうございます！ すみません直しました！ (2020年3月7日 18時) (
レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
小動物もふり隊 - １８話 復讐が復習になってますよ (2020年3月6日 15時) (レス) id: 38d491ffad (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - Lilyさん» デリバリーガールwww本当ですねすみません、すぐ直します笑 そんなに楽しみにしてくださって貰うなんて凄く嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年7月30日 1時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 続きが気になって更新されたらすぐに読んでいます！頑張ってください！あとですね、リカバリーガールがデリバリーガールになってますよ。 (2019年7月30日 1時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - めだまやき。さん» ぁあああコメントありがとうございます！！！超絶嬉しいです！！頑張ります！ (2019年7月18日 23時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいちゃお | 作成日時：2019年5月23日 2時
