24話 USJ編 ページ25
「1A集合ーーー！！！ バスの席順でスムーズに行くよう番号順に2列で並ぼう！！」
「い、飯田君...フルスロットル...」
今日のヒーロー基礎学は学校から少し離れた場所でレスキュー訓練というものだった。そのため、バスでの移動となる。そして、授業を見る教師はオールマイトを含めた3人体制。オールマイトが居ることも学校から離れている場所ということも、奴らは既に計算済みという訳か。
(本当に....まずいな)
皆に事実を教える訳にはいかない。この情報が雄英に漏れるイコール私が奴らを裏切ったということになるからだ。そんなことバレたら私は勿論、妹の命が危ない。いや、確実に殺される。.....だからと言って、このままクラスの皆が死柄木弔に壊されるのを指をくわえて見てるのか？
(......嫌だ....でも、どうすれば...)
「おい、...大丈夫か？」
「っ、...え？」
急に声をかけられビクリと肩が揺れる。驚いて声のした方向を見ると、隣の席に座っていた轟くんが心配そうに首を少し傾けて私を見ていた。...またポーカーフェイスが保ててなかったみたいだ。本当にここに来てから調子が狂う。
「さっきから具合悪そうだが...バスにでも酔ったのか？」
「....うん、少し酔いやすくてね。」
「そうか、乗り物酔いには手首の真ん中のツボを推すといいんだ。気休め程度だがやってみたらどうだ？」
「ふ、ツボね。....ここ？」
「いや、もう少し下」
この辺？と少し下に親指をずらすと、行きすぎだと言って彼の左腕が私に向かって伸びてくる。ギョ、としてる間に左手首を軽く握られ硬直してしまう。....男の人とこんなに距離が近いのはあまりないのだ。少し冷たいその手に何故か緊張して、そっと近い位置にある轟の顔を盗み見る。
「どうだ？」
「っえ？」
「酔い、マシになったか？」
「あ、あぁ...少し、なったかも。」
そうか、良かったと密かに口端を上げ手を離した轟をじっと見つめる。酔ったからツボ、なんて変わってる人。けど悪い気は...しなかった。
(こいつ....手、細いんだな)
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まいちゃお(プロフ) - 小動物もふり隊さん» ご指摘ありがとうございます！ すみません直しました！ (2020年3月7日 18時) (
レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
小動物もふり隊 - １８話 復讐が復習になってますよ (2020年3月6日 15時) (レス) id: 38d491ffad (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - Lilyさん» デリバリーガールwww本当ですねすみません、すぐ直します笑 そんなに楽しみにしてくださって貰うなんて凄く嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年7月30日 1時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 続きが気になって更新されたらすぐに読んでいます！頑張ってください！あとですね、リカバリーガールがデリバリーガールになってますよ。 (2019年7月30日 1時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃお(プロフ) - めだまやき。さん» ぁあああコメントありがとうございます！！！超絶嬉しいです！！頑張ります！ (2019年7月18日 23時) (レス) id: 082892335f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいちゃお | 作成日時：2019年5月23日 2時
