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5. 今度は ページ6

___あの時みたいに私の為だって言って
離れていくんでしょう…?___


助手席にいる彼女は涙をポロポロと
流し俺にそう問いかけた


彼女はあの時の言葉を
今でも背負っている

今でもあの時のことを思い出して
涙を流している


あの時あんなことを言わなければ良かった
とか
もっと突き放しておくべきだった
なんて思いも芽生えたが
今はそれどころじゃない

必死に頭を回しても
彼女に弁解するような言葉も
涙を止める言葉すら見当たらなかった


ただ反射的に彼女を抱きしめた
離れていかないように



『………降谷くん…』



「あの時俺は…
ゼロにAと一緒に配属が決まった時
このまま付き合っていて
自分がいなくなった時の事を考えた
そして離れることを選んだ

だけど離れたところでお前のことが
大切なのは変わらなかった」


それどころかあと時の仲間皆いなくなった


「俺は…
お前のことを今でも愛してる」


『零……』



__私だって愛してる__

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作者名:あまぞら | 作成日時:2018年4月26日 1時

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