【ONEPIECE】レストランオパール営業中Ⅱ (ページ5)

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「銀斧、他傘下の海賊団の潜伏場所の情報だ」

先ほどの騒めきが比にならないほど場が騒がしくなる。

銀斧
大海賊時代が始まる前から大海賊として君臨したロックス海賊団に所属していた実力者で、ロックス海賊団解散後も暴れまわっていた。しかし数年前に傘下の海賊団を連れ行方をくらました。理由は定かではないが、悪の芽を摘むためにも早急に見つけ捕縛しなければならない。
海軍が大規模な捜査網を敷いたにも関わらずしっぽをつかませず死亡説も流れていたが、CPが潜伏先を発見したとなれば驚かずにはいれらないだろう。

「ふぅむ」

黄猿が考え込むように顎に手をやる。
同僚の赤犬のような正義感を掲げているわけでもないが、彼もいっぱしの海兵であり、海軍の顔でもある。
ここで選択をミスした場合、センゴクから大きな雷が落ちてしまうためリスクとリターンを比較し慎重に選ばなければならないのだ。

「おんしらが1年間かけて探し出せなかった銀斧の潜伏場所の情報じゃ。銀斧を捕縛すれば海軍のメンツも守れるじゃろう。悪魔の実を犠牲にしてもおつりがくる」
「銀斧の全盛期時代の被害件数は確認できているだけでも何百件にも及びます。また被害者数は数千人にもおよび、13か国の世界政府加盟国に大きな傷を残しました。そんな銀斧を捕縛したとなれば近年問題視されている海軍への志願率も向上するでしょう」

カクとカリファが畳みかけてくる。
特にカリファが言ったように海兵への志願が年々減り続けていることに上層部は頭を悩ませていた。
黄猿は脳内で、「悪魔の実による確実な戦力増強」か「銀斧を捕らえたことで、海軍のメンツを守り、海兵志願率向上させる」かの二択に迷っていた。

(わっしの一存で決める議題じゃないでしょうが。最低でもおつるさんを連れてくるべきだったねぇ、、、)

知略に長けたつるなら打開策を考えられたであろう。
黄猿はつるを連れてこなかったのを後悔した。

「さぁ、どうする」

迫るルッチに、考えに考えた黄猿の判断は、

「まぁまぁ、そう急かさないで。わっしらはご飯もまだなんだよぉ。ここで一つ休憩を挟まないかい？」
「なに？」
「おお！そりゃあいい考えじゃ。わしも腹ペコでのぉ。ええじゃろうルッチ。せっかくオパールにきたんじゃ。なにか食ってかんともったいなかろう」
「私も世界一と謳われたレストランの料理は気になりますね」
「、、、いいだろう。店主、釜飯を

「いや、味噌ラーメンを頼むよ」

「なに！？」