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次の日の朝。
涼太くんのことで悩みまくり、ほとんど寝れなかった。
リビングのドアを開けて、顔を出す。
A『っ涼太くん』
涼「ん?珍しいね、直人さんに起こされる前に起きるなんて」
A『…ちょっといいかな、』
涼「……うん、いいよ」
涼太くんは全てを察したように、優しい顔をして廊下に出てくれた。
A『、私、涼太くんの気持ちには答えられない』
涼「…うん」
A『だからあの、諦めてほしい、です』
涼「……迷惑、だったかな」
緊張して俯いてた私に、少しの間があったあとに降りかかった声はとても震えていて、
私は涼太くんの顔を反発的に見上げる。
涼「ごめんね、俺が中途半端に諦めないとか言っちゃったから苦しかったよね」
A『ううん、!
私こそ、お試しのこと考えとくとか言って期待させて、』
涼「…お試しは、してほしい」
A『え、?』
涼「…それで諦めるからさ、俺」
A『でも私好きにならないよ、』
涼「それでもいいよ」
A『…じゃあなんのために』
涼「…少しだけでも、1日だけでも、Aちゃんのこと女の子として幸せにしたい」
A『…それで諦めてくれるの?』
涼「うん。約束する。」
A『……、諦めてくれるなら』
約束する。と、強い目線で私を見る涼太くんに、Yesの返事をするしかなかった。
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まいじろー(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年9月10日 16時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)
まいじろー(プロフ) - Kia#GENEさん» ありがとうございます!!私も、他の作者さんの作品で泣いていた側だったので、そう言っていただけて嬉しいです。(;_;)頑張ります! (2018年9月10日 16時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)
まいじろー(プロフ) - reo sanoさん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです。。。!! (2018年9月10日 16時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)
まいじろー(プロフ) - こばしり。さん» ありがとうございます!頑張ります( ; ; ) (2018年9月10日 16時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)
まいじろー(プロフ) - れもんずさん» ありがとうございます!! (2018年9月10日 16時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいじろー | 作成日時:2017年9月2日 2時