私の執事 4【GENE】

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ｺﾝｺﾝｺﾝｺﾝｺﾝ

大｢A！！！｣








大樹くん本当に来ちゃうのかなー
なんて呑気に考えながらベッドに寝っ転がっていると、部屋のドアをものすごい速さと勢いでノックされた。



廊下から聞こえる声は、明らかに大樹くん。









A『っえ！ほんとにきたの、』


大｢開けるよ！｣





ｶﾞﾁｬ


大｢っA！｣









ベッドから飛び出してアタフタしてると、部屋に入ってきた大樹くんに正面から抱き締められる。









A『っえ、…たいきくん、』

大｢本気で心配した、｣


A『…ごめんなさい』


大｢A離れてくかと思った｣


A『、ごめん』









体を包み込むように抱き締められる私は何も出来ず、手を下にダランと落としたまま硬直していた。









大｢…行かないで、どこにも｣


A『……うん、ごめん…大樹くん、大丈夫？』

大｢俺から、離れないで｣


A『…ほんとに大丈夫？』
大｢うんって言って、｣









大樹くんの様子がおかしくなって大丈夫か尋ねると、私を抱き締める強さが増した。









A『、うん』


大｢…心配した、｣








少し、怖かった。








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