私の執事 【GENE】

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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ




先｢テスト後ろから集めてー｣


大｢Aは今学期も1位だな！｣


A『それがさ、勉強できてないんだよね、ほんとに。』


大｢…まあ平気っしょ！｣


A『だから今日さ、勉強したいんだけど、いい？』


大｢じゃあ勉強道具持ってくわ｣


A『うん、ありがとう』






帰りの会も終わり、校門へ向かう。






大｢そんで、朝どうしたの？｣


A『土曜日ね、お母さんから電話かかってきてね』


大｢待って、A｣


A『ん？』


大｢あの校門の前にいるリムジン車に寄り掛かってるサングラスかけた6.7人の人、まさか、違うよね？｣


A『えっ、なんでみんな』






校門の目の前には、朝の真っ黒なリムジンに寄りかかっている私の執事7人がいた。





大｢誰、あれ、なんかヤバくね？
俺帰った方がいい感じ？｣


A『…執事なの、あの7人』


大｢は…？家まで送ってたけど、そんな家だったっけ、A｣


A『…だから、説明すると長くなるの』




亜｢お嬢様！！！｣




A『…ばか、声大きいな』


大｢Aが、お嬢様？｣


A『そうなの、だから全部大樹くんには伝えたくて、だからうち来て！お願い！』


大｢俺殺されないよね？｣


A『大丈夫だから』


大｢…わかった、｣








亜嵐くんが言った"お嬢様"で、密かに隅っこで生活していた私の学校生活がここから崩れていった。







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