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自分の部屋に戻り、落ち着かせる。





A『落ち着け自分落ち着け自分』




[隼「…今だけ、です」]




A『っあーー!!もう!!』





あのセリフとあの行動が頭の中で何度も再生される。






A『…違う、好きなんじゃない、アレは初めてだったから、そう、初めて』



A『そうだよ、初めてだからだ、くっつくって緊張するじゃん、そうだよ』






コンコン

ガチャ




玲「独り言すごいなお前」


A『わ、びっくりしたないきなりやめてよ』


玲「ノックしたけど?」


A『普通要件やら名前やら言うでしょ』


玲「お嬢様に対してタメ語な時点で俺が普通だと思う?」


A『…ああそうだった』





やっぱりムカつく。




玲「で、初めてくっつくとかってなに?」

A『はっ?聞いてたの?!
あ!ドア空いてんじゃんバカ!』



バタン



外に話が漏れないようにドアを急いで閉めた。





玲「声デカ」


A『そっちこそ、他の人に聞こえたらどうすんの』


玲「…あ、くっつくって夜の営みの」

A『違うよ!!もう!』


玲「じゃあまだ未経験ってことか」

A『違っ』

玲「くないよな」


A『…違うし、…っていうか女の子にそういうこと聞くかな、普通』


玲「だから俺は普通じゃ」

A「ないね」


玲「…わかってんじゃん」





もう、なんなんだ。





玲「……一瞬忘れられたっしょ?俺のお陰で」


A『…忘れられた、かも
でもいま思い出した』


玲「…なんかされたんだ、執事(ココのヤツ)に」


A『されてない』


玲「されたんでしょ、顔赤くなってるから図星」


A『…違うし』





この屋敷に来てから、心臓がドキドキすることが多くなった。

恋かと思っても、あのドキドキは涼太くんにも隼さんにもしてるわけで、違う。

初めてのことだらけで、ドキドキする。

お嬢様では、当たり前なのかな。





玲「…もしかして執事と恋できるとか考えた?」


A『そんなこと考えてない』





…全く考えてなかった、とは言い切れない。
でも、しようとは思ってない。
したいとと思ってない。








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mさん(プロフ) - 一華さん» コメントありがとうございます!更新頻度上げられるよう、頑張りますヽ(*^^*)ノ (2017年8月6日 16時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)
mさん(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2017年8月6日 16時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)
一華(プロフ) - すごい面白いです!こうしんたのしみにしてます! (2017年8月5日 14時) (レス) id: 8f779826ab (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - このお話面白いです!続き楽しみに待ってます!! (2017年8月5日 10時) (レス) id: 531ce29382 (このIDを非表示/違反報告)
mさん(プロフ) - HIMARIさん» コメントありがとうございます!有難いです(;▽;)更新頻度頑張って上げますね!! (2017年8月5日 0時) (レス) id: 6b8e4ce5c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まいじろー | 作成日時:2017年1月17日 14時

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