【HTF】幸せな木の街で過ごす！【擬人化】

ジェットコースターに乗ろう！ ページ16

｢わーい！遊園地だ〜！｣

やっと遊園地に到着！

私はかなりはしゃいでいた

…そういえば、ラッセルは着いた途端逃げるようにどこかに行っちゃったけど…どうしたんだろう

まぁいっか！今は楽しもう！

さてと…何から乗ろうかな…

私が辺りを見回していると、ぐいっと誰かが私の腕を軽く引っ張った

｢A、あれ乗ろう｣

ランピーだ

運転手の癖に遊ぶのかよ

｢あれ…？あれって…｣

私はランピーが指差した方を見る

…そこにはジェットコースターがあった

｢やだ｣

私は絶叫系の乗り物は大の苦手だ

それなのに乗るなんて正気の沙汰じゃない

｢えっ、即答？良いじゃん、乗ろうよ｣

｢良くない！私が絶叫系苦手なの知ってるでしょ！？｣

｢克服しよう｣

｢しなくて良い！！ていうか、何で私なの？他の子と一緒に乗れば良いでしょ！！｣

私がそう言うとランピーは急に真剣な顔になって

｢Aと一緒じゃないと嫌だから｣

と言った

…何でそんな真剣な顔になるの…

ちょっとカッコいいかも、とか思っちゃったけど、だからと言ってジェットコースターに乗るわけにはいかない

｢私には子供達を見守る役目があるから…｣

｢それならフリッピーに頼んであるよ｣

｢も、もし覚醒しちゃったら…｣

｢その時のためにスプレンディドも呼んでるはずだから｣

｢何でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！｣

｢早く行こ、待ち時間長くなっちゃうし｣

私はランピーに持ち上げられ、強制的に連れていかれた

ひょろひょろの癖にどうしてそんなに力があるの！？

やだやだやだぁぁぁぁぁぁ！！！

私は泣き叫びながら暴れたがランピー相手だと全く歯が立たなかった

｢あんまり暴れないでよ…落ちる｣

｢乗りたくないィィィィィ！｣

私がどれだけ抵抗してもランピーは離してくれなかった

何でそんなに乗りたいの！？

ランピーの馬鹿ぁぁぁぁぁぁ！！！

私の叫びは空の彼方へと木霊した

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