看病してもらおう！2 ページ14
｢ふぁ……｣
リンゴを食べた後、私は小さなあくびをした
｢眠いの？なら、寝た方が良いと思うけど…｣
そう言いながらディドは私の顔を覗き込む
｢うん…そーする…｣
私はそう言ってゆっくりと目を閉じた
暫くして、目が覚めた
覚めたと言っても半分寝ているような状態だけどね
｢っ！｣
目の前で何か動いた
私の目の前に誰かいるようだ
…段々と視界がハッキリ映っていく
どうやら私の目の前にいたのはディドのようだ
目を見開いて動揺しているようだった
…………………………………………………………ん？
目の前に、ディドがいる…？
状況が段々とわかってきた
距離は5�僂�らい
近い
物凄く、近い
顔が熱くなってくる
｢ディド……？｣
｢あ…ご、ごめん｣
私が声をかけるとディドは目を逸らし、離れた
…何をするつもりだったのだろうか
少女漫画だったら、あのままキスしたりとか…
もしそうだとしたら…どうしてディドは私なんかに…
｢ねぇ、A｣
ふと、ディドが口を開いた
｢Aって、色んな人と仲が良いよね｣
｢…？ う〜ん、そうなのかな？｣
急にどうしたんだろう
｢ランピーとか覚醒君とも仲が良いし、最近はあの双子の兄…シフティとよく話してるって聞いたよ｣
｢あー…確かにそうかも｣
こんな質問をしてどうするのかな
私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいだ
｢…好きな人とか、いたりする？｣
｢えっ！？｣
好きな人！？
特にはいないけど…そんなこと聞いたって…どうしようもないでしょ…
｢…今はいないよ｣
｢今"は"？｣
｢うん、今はいないけど…いつかはできると良いなぁ。王子様みたいな、カッコいい人が…｣
子供みたいだけど、私はいつか王子様が迎えに来ると思ってる
大人になっても、ずっと
｢そっか…｣
ディドは口元を緩めた
やっぱりカッコいいなぁ、と私は思った
｢あ、熱下がった？｣
と、ディドが私のおでこを触る
突然のことに、少し顔を赤くしてしまった
それを見た彼はあははっ、とからかうように笑い、
｢下がったみたいだね｣
と言った
｢明日にはAの元気な姿が見られると良いなぁ。じゃあ、僕はそろそろ仕事しなきゃいけないから｣
ディドは爽やかな笑顔を見せながら部屋から出ていってしまった
…私は暫くドキドキがおさまらなかった
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月見優弥 - 俺なってぃーさんの作品好きです‼️続きが楽しみです！でも無理しない程度で更新してくださると嬉しいです‼️😊長文でごめんなさい🙇♀️ (2022年8月1日 12時) (
レス) @page18 id: 1930563092 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - めっちゃ好きこの作品！更新待ってます！ (2018年6月9日 1時) (レス) id: 8238385bc5 (このIDを非表示/違反報告)
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