看病してもらおう！ ページ13
｢ふぇっくしょい！！｣
私は大きなくしゃみをした
昨日の雨のお陰で風邪を引いてしまったのだ
｢今日は大人しくしていよう…｣
と、私が寝ようとすると、
｢A〜！｣
誰かが私を呼んでいる声が聞こえた
｢…えぇ…誰だろ……｣
ふらつきながら玄関まで歩く
｢どちら様ですか〜…？｣
とドアを開ける
そこにいたのはディド
｢会いに来たよ！｣
何で私の家を知っているんだこの人は…
｢…あれ？A、元気なさそうだね｣
ディドが心配そうに言う
｢昨日の雨で風邪引いたの｣
けほ、と咳をしながら私は答える
するとディドは驚いて
｢え！？ごめん、無理させちゃって！寝てて良いよ！｣
｢え…でも、お客さんだし…｣
｢僕が勝手に来ちゃっただけだし…Aのことが心配だから…大丈夫、気にしないで！｣
爽やかな笑顔でそう言うディド
｢そんな…悪いよ…｣
私がオロオロとしていると、ディドは私をお姫様抱っこした
｢え！？｣
あまりの出来事に私は赤面した
｢僕が看病してあげるよ｣
優しく微笑むディド
少しだけ、ドキッとした
ディドは私を部屋まで運び、ベッドに寝かせてくれた
｢何か食べたいものとかある？｣
と聞いてくるので
｢リンゴ…かな｣
と私は答えた
わかった、と彼は部屋から出ていった
暫くすると、左手にリンゴ、右手に包丁を持って戻ってきた
そして、近くにあった椅子に座り、リンゴを剥き始めた
するすると綺麗に剥けていくリンゴ
手先が器用なんだ…意外
暫くして、ディドは包丁を置いた
綺麗に切ったリンゴをのせたお皿を持って私の方に来た
そしてその中の一つをフォークで刺して、私の口元へ持ってきた
｢はい、あーん｣
｢！？ っげほ、ごほっごほっ！！｣
突然そう言われたので咳き込んでしまった
はい、あーんって…カップルかよ！？
｢食べないの？｣
首をかしげるディド
｢じ、自分で食べられるから…｣
｢Aは寝てて、僕が食べさせてあげる｣
何を言っているんだこの人は！？
｢何で！？｣
｢僕がそうしたいから｣
真面目な顔でそう言うディド
私にそんなことしてどうするの…
しかもそんな顔で言われたら断れないよ…
｢わかった…一回だけだからね？｣
｢やったぁ！｣
にっこりと笑うディド
私は、そんな彼を少し可愛いと思ってしまった
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月見優弥 - 俺なってぃーさんの作品好きです‼️続きが楽しみです！でも無理しない程度で更新してくださると嬉しいです‼️😊長文でごめんなさい🙇♀️ (2022年8月1日 12時) (
レス) @page18 id: 1930563092 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - めっちゃ好きこの作品！更新待ってます！ (2018年6月9日 1時) (レス) id: 8238385bc5 (このIDを非表示/違反報告)
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