おわらないせかい (青黄緑橙) (ページ41)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:55,071 hit

41 end ページ41

だから今度は俺が慌ててしもて

青「ちょ！！丸、あかん！やめて！//」

持ってた原稿を放り投げ、亮のことを羽交い締めにしている丸をひっぺがしに行く。

青「ヤメてや！ひっつかんといて！！」

橙「へへへー。だって、俺かてまだ亮ちゃんの事好きやねんもん♡」

青「もー！だから、あかんてー！！(涙)」

亮の首元から顔を出してる丸はへらへら笑っとるけど、全然冗談に見えへんし、実際本気やろ！！

だって後ろに回り込んで渾身の力で引っ張ってるのにビクともせんねんもん！ホンマにこの人、病人やったん！？

青「ちょー！亮もいつまでそうしてるんよ！////(涙)」

黄「だって、丸が離れへんねんもん！！////(汗)」

橙「へへーん、だ♪」

青「ん、もー！！(怒)」

こうなったら、ケツでも蹴り飛ばしてやろうか！

と、足を振り上げたその時

ベンチに座っていた大倉がスッと立ち上がり、俺の背後に来たかと思ったら

青「ほわぁ！！///」

緑「………///」

ふわっとバックバグを決められて、みんなには聞こえんくらいの小さな声で

緑「…ニコッとしたん、可愛かったから、…つい」

って、囁かれた。

青「////」

また、大倉もさりげにそう言うんヤメて！

とか思いつつ…

…久々に大倉にハグされたな～、

相変わらず亮と違って抱擁力ハンパないんよな～。

大きいからかな～？

なんて、感慨にふけっていると

黄「もー！！！大倉、あかんてー！(怒)」

亮が振り向きざまに丸を突き飛ばし、よろけた丸に当たって俺が転がり、大倉も一緒に尻餅をついた

橙青緑「「「なにするん！！！」」」

黄「え、俺が悪いん？」

橙青緑「「「せや！！！」」」

……ぶっ、

あっはっはっはっはー！！！！

青空に響く笑い声

中学からの付き合いも今年で四年目の俺らは

また新しい春を迎えようとしていた。

end