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◇◇◇



3月ももう終わるっていう日に



俺はものすごい緊張しながら玄関ホールにある事務室に顔を出し、学年と名前を告げた。



すると…



話が通ってたんか直ぐに大倉が迎えに来てくれて



緑「ごめんな、朝早くから」



青「ううん。…それよりさ、…白亜の寮にこのジャージは無かったかな?///」



緑「そんな事ないよ。よう似合ってる」クスッ



もー!笑ってもうてるやん!!








今日は大倉の引っ越しの手伝いに来ました。



そう、大倉、テストに受かったんよ!



それもトップで!!



まぁー、なぁー、、塾でのツートップと3位の亮が顔を付き合わせて追い込みかけたんやから当たり前っちゃー、当たり前か。



緑「あの…」



青「ん?なに?」



緑「今日は、その、亮ちゃんは?」



青「しらーん」



緑「え?…土曜日やのに?昨日から泊まってたんやろ?」



青「あ、…う、うん///けど、起きたらもう居らんかったしバイトちゃう?そ、それより、早よ部屋見せて?荷物はもう届いてるん?!///」



緑「うん。…届いてる。…じゃあついて来て」



青「おっけー!」



前を歩く大倉の背中を両手で押して歩き出そうとすると



「おはようございます」



青「!!」



ひえっ、…階段から降りてきた人があいさつした!!



緑「おはようございます」



青「おおお、おはよ、ございまーす///」



俺は突然の事にびっくりして固まるしかなかったけど、大倉は軽く頭を下げて「休みの日やのにバタバタしてすいません」って



「引っ越しやもんしょうがないよ、気にせんと頑張ってな」



緑「ありがとうございます」



「お友達も、な」



青「あ、ははは、はいっ!」



あ、やべ。…場に合わんくらいの大声出してしもた(汗)



「ふふふ、じゃ」



緑「失礼します」



…ほ、ほえー!!



青(ちょ、大倉…、、なにいまの?!)



緑(うん。…ここの人って、みんなあんな感じなんよ?)



青「…へぇ。…ほんまか、、そかそか。…、大倉、頑張って良かったな。///」



緑「うん!///」ニコッ



青「よーし!益々やる気が出てきた!片付け頑張ろ!」



緑「うん///」



並んで昇り出した階段は天窓からさす陽の光で眩しいくらい



俺にはそれが大倉の人生に見えて、胸が踊るような気持ちでいっぱいになった

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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年9月29日 0時

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