おわらないせかい (青黄緑橙) (ページ4)

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当たり前だが夜には大倉が寮に帰る

…たくさんのお礼を残して。

緑「お邪魔しました。ごちそうさまでした」

青「いえいえ。また月曜日学校でな」

緑「亮ちゃんもありがとう」

黄「………」

緑「亮ちゃん？」

黄「あ、別に。それより気を付けて帰ってな」

緑「あ、…うん。」

…な、なんなんそれ？

壁に肘ついて顎あげて、「お前だけ帰れ」と言わんばかりに優越感たっぷりで手ぇ振って見送る亮がなんかイジワルに見えて、思わず出た言葉が

青「大倉、送ってこーか？」

緑「えっ？」

黄「は？！」

青「だから、送って行こうか？て」

黄「いやいや、何言うてるん章ちゃん？！大倉、男やし、寮そこやし、大丈夫やんな？」

緑「うん…。大丈夫やけど…、なんで？話でもあるん？」

青「いや、別に…。特別意味はないけど」

黄「じゃーさ、みんなで行こう♪」

青「行かんでいいし」

黄「はあ？！送ってくとか行かへんとかどっちよ？」

青「亮は、留守番しときぃって言うてんの！」

冷たく言い放って自分のクロックスに足を突っ込んだら、大倉にやんわり肩を押さえられ

緑「ホンマに、ココでええよ？送ってもらった帰りに、また俺がやすの事送らんとあかんようになるし」

黄「そ、そうやよ。帰りひとりになるん危ないし！」

亮には手首を取られ…

両側から引き止めてくれるんはいいけどさ、

青「…ひとりが危ないんなら、大倉もそうやん」

緑「俺襲うようなやつおらんて」

黄「その通りや！」

…なんなん。結局最後は結託するん？って、むしゃくしゃしてたら、自然とほっぺが「ぷう」と膨くれてまうわけで…

緑「ありがとう。ホンマに大丈夫やから。門限もあるし俺帰るな」

肩に置いてた手をそっと押して、亮に引き渡されたら、もうこれ以上はゴネても仕方ない

青「…気をつけて」

緑「うん。バイバイ」

黄「バイバーイ！！」

…パタン

青「………」

黄「てか、章ちゃんどう言うつもりよ？！(怒)」

俺、まだクロックス履いたままやのに向かい合わせにされて顔中キスの嵐…。けど、

…なんでやろ、受け止める気になれん

青「……やめて、」

黄「黙って章ちゃん！…ん、…ッ、……なんで、…、なんでなん？」

…なんか大きい猫飼ってるみたい。

チュッ、チュっていつまでもそうされてたけど、やっぱりこっちから返す気にはならなかった。