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家に帰って来たとて動悸は収まらず、電気も点けんと制服のまま部屋の真ん中で正座して胸を鷲掴みにしていた。
…もう、なんで？
なんでこんなにドキドキいうんよ？
亮にはめちゃくちゃにされたってこんなにまではならんやん！
どうしたん、俺？
…もしかして、亮への感情ってまだ恋愛なんかじゃなくて友達の延長なんかな？
そんで、大倉に対する感情こそが…
青「あかんあかんあかん！」
ひとりで考え事してたら変になるー！
カバンひっくり返してケータイを出して履歴をタップ！
出て！出て、亮！！
黄「章ちゃん？」
青「りょー///」
黄「え、なに？どうしたん、こんな平日に電話て」
そうやね。いつもやったらラインやメールでチャチャっと済ますもんな。
けど、けど…
青「こえっ、…その、声が聞きたくなったん///」
黄「ええっ？！///」
青「そんな、びっくりせんでもええやん。…たまには、そんな時もあるん///」
黄「…てか、章ちゃん泣いてる？」
青「泣いてなんかない…///」
黄「嘘やん。声変やで？どうかしたん？」
青「どうもせえへん。電話やからちゃう？…そんなんええから、名前」
黄「名前？」
青「名前呼んで」
黄「章ちゃん…」
青「…うん、」
黄「しょーちゃん、、」
青「りょー///…りょう、、」
黄「やっぱりなんかあったやろ？今から行ったるから電話切るで？」
青「あかん！電話切らんで、繋がってて！ひとりにせんで！」
黄「…章ちゃん、、、。わかった。じゃ、なんか話ししよ？」
青「…うん」
黄「そうやな…、２月に三連休あるやん？その時にどっか遊びに行く？その計画立てるとかは？」
青「……うん///」
黄「よし、じゃー、まずどこ行きたい？」
何したい？食べたい物とかある？って、色んな話をしながら俺が落ち着くまで。亮は、ずっと、ずーーーっと付き合ってくれた。
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月29日 0時
