おわらないせかい (青黄緑橙) (ページ1)

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青side

カナダの高校にも春休みがあるらしく、それに合わせて丸が帰国するって聞いたんは、学年末テストの勉強が佳境を迎えた頃やった。

俺らの学校ではこのテストの成績で来年度のクラス割が決まる

つまりは、大倉が希望している特進科に入れるかどうかはこのテストの結果次第。という事で、放課後にはまた大倉の寮にこもって人払いと、猫の手よりかはマシかな？くらいの勉強相手として一役かっていたわけなんやけど…、

そうなるとぐずり出すのが亮なわけで…

相変わらず金曜から土曜日まではずっと一緒におったし、大倉と勉強するんも理由を添えてキチンと説明したのに、超～ご機嫌ナナメ

黄『ぜんっぜん、ケータイにも出んし、既読にもならんし、なんなん！？』

青「だって勉強中やねんもん。しゃーないやん…」

黄『ええよ。俺、丸と遊んでるし！』

…カナダの丸とどうやって遊んでたんかは知らんけど、その時に、帰国の話を聞いたんだとか。

こうなると面白くないのは俺の方で…

また仲裁に入ったんは、大倉やった。

どうやら俺の知らんところで亮に『勉強を見て欲しい』って頼み込み『寮には他校生を呼べないからやすんちでやらせて？』ってお願いされて、金曜日の夜は3人で過ごすようになっていた。

黄「あ、大倉、それちゃう」

緑「え…」

黄「これな、最後にマイナス1せんとあかんねん」

緑「あ、…ほんまや」

黄「わりかしよう出る引っ掛け問題やで？俺も一回やられたもん」

…亮も人がいいから頼られたら俄然張り切っちゃってww。まぁそこがええとこなんやけど、あのふたりが膝を付き合わせて勉強してるなんて、ありそうでなかったやん？だからなんだか新鮮w

しかもその様子を見ている俺は狭い台所でフライパン振ってるて、これなんなん？(苦笑)

…さて。

青「ねー、ごはん出来たけど？どうする？」

黄「ひと段落ついたし先食べへん？俺、腹減った」

緑「せやね」

亮と大倉が勉強道具片付けんのをフライパン持って待ってる俺、って、よくよく考えたらすごくない？

ちょっと前までは考えられんかったよな…

黄「ほら、章ちゃん、テーブル空いたで。重いやろ、早よ置き」

青「あ、ごめん。ぼーっとしとった」

黄「大倉に見惚れてたん？ww」

青「うん」

黄「ちょ、冗談やし！そこはツッコンでくれな///大倉もヘラヘラすんなよ！」

緑「////」

亮が変な事言うからやん///