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黄「はー、気持ちかったー！」
ガシャガシャと雑に頭を拭きながらやって来た亮は、やけにご機嫌さんで、部屋着を着ながら
黄「章ちゃん、ただいまのチューは？」
なんて言ってる
青「ふん！」
誰が、そんなんするかっ！///
黄「久しぶりに会えたんに、何そんな拗ねてるん？」
青「…拗ねて無いし」
黄「じゃ、なんでそんなに膨れてるんよ」
そら、膨れたくもなるっちゅーねん！
俺の知らんところでどんなけモテて来てんねん。…むかつく、、むかつくー！！///
黄「えらいご機嫌ナナメやなあ。……せっかくプレゼント持って来たんにぃ」
青「へ？」
プレゼント？？
黄「ジャーン！」
…なんかちょっと期待したのに、
目の前に現れたんは、嫉妬の原因。あのヌイグルミ。
青「コレ、俺に？」
黄「そやよ。章ちゃんに。プレゼント///」
ぼふんっ、とベッドに腰掛けて声色変えて「しょーちゃん、こんにちはー」やって
それを亮の足元に座って見てる俺
一体全体なんなん？！
黄「…ものすごい不審な顔してんで？」
青「そら、そうやろ。だって、亮がヌイグルミ買って来るとか想像出来んし」
黄「何も好きで買って来たんやないねん。この子はな可哀想な運命やってんで？」
青「…なにそれ」
しかも『この子』て…、胡散臭いにもほどがある！！
黄「俺、先週の短期バイトってコンサートスタッフのバイトでな、物販やっててん」
青「グッズの売り子？」
黄「そうそう。そこで売ってたヌイグルミやねんけどな、そら始めはこんなん気色悪って思ったんやで？けど、何日も顔見てたらなんか可愛く見えてきてさ…」
青「それでつい買ってもうたん？」
黄「ううん。流石にそれだけやと買わんかったと思う。…実はな、最後片付ける時になって飾ってたコイツも段ボールに詰めなあかんくなって…、その、情が湧いたというか、なんと言うか…とにかく、別れ辛くなってもうて、スタッフ長に売って下さいってお願いしてん」
青「それで、買ったん？亮が？？」
黄「うん。…俺、ヌイグルミとか買ったん初めてやで？恥ずかしかったわぁ///」
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月3日 0時
