いろどるせかい (青黄緑橙) (ページ46)

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46 ナツヤスミページ46

青side

先週は『短期のバイトが入った』って、ぶっ通しで働いてたおかげでうちに来なかった亮

だから、今日は久しぶりに会えるわけで///

ココだけの話、それなりに楽しみにしてたのに///…

こんな日に限って用事は降って湧いてくるわけで…

クラスの友達からのヘルプ要請で学校に行く事になった。

青「まあ、どうせ亮が来るのは夕方やし、それまでの暇つぶしに丁度良いか」

…なんてのん気に顔出したんが運の尽き

やってもやっても終わりが見えない！！

ああ…、どれだって早くに言ってくれれば昨日のうちに終わらせておけたのに

青「ツイてないな…」

はぁ、

そりゃため息も出るさ。

さりとて、やらんとあかんもんは、やらんとあかんしで、一生懸命こなして行ったらなんとか最終下校時間ギリギリには済んで、

「お礼がしたい」っていう友達の誘いを全力で断って、猛烈ダッシュで家に向かった

「ふ～ん、ふふん、ふーん♪」

…家の鍵を開けようとすると風呂場の方からヘタクソな鼻歌が聞こえてくる

青「ふふ、暑かったもんな」

うちに着いて、先に水浴びでもしてんねやろ

青「ただいまー」

黄「あ、しょーちゃん？おかえりー、ゴメンお風呂借りてるー」

ほらな？(笑)

青「うん、ええよー。ゆっくり使ってー」

黄「なんやったらしょーちゃんも、来るー？」

青「あほか、行かへんわ///」

もう。そーいう事サラッと言わんでや///

とりま、汗かいてるついでに部屋の片付けをしてしまうか。そんで、入れ替わりでシャワーしたら気持ちいいやろうし

青「よし頑張ろう♪」

なんか張り切って気合い入れてみたけど、ひとりで散らかしまくっていた部屋を、亮とゆっくり過ごすための空間に変えて行くのは全然苦じゃなくて、あっという間

青「楽勝、らーくしょー♪後はベッドの上だけや」

…その時になって

初めてそいつの存在に気付く

青「ん？なに？コレ…」

ベッドに転がっていたのは目つきの悪い、赤ちゃんの格好をしたヌイグルミ

もちろん俺のやないし…

亮の着替えの上にポイっと置かれてるって事は、亮が持って来たって事やろなぁ

でも、え？…このヌイグルミを？…亮が？？

青「うーーーん、想像がつかん、、、」

は！

……え、まさか、誰かに貰ったとか？

………それって、やっぱり女のコから？？

青「……ふん、(怒)」