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黄「そんなことない！」
青「そう、かなー？」
黄「俺が言うてるんやもん、信じて」
道の往来で両手をヒシと掴まれて、目ぇ見て、目！って
青「うん…。相変わらず、彫りが深くてカッコいい顔に付いてる目ぇやなぁ」
黄「そうやなくて！//」
へへ、照れた。赤なってる(笑)
黄「要は、有形か無形かだけの違い」
青「また難しく言う…」
黄「難しないやろ！あーっと、だから、たまたま俺は形があるもんばっかり章ちゃんに渡してて、章ちゃんは形のないものばっかり俺にくれてるからそう思うだけ」
青「例えば？」
黄「…言いたない//」
青「え！？」
だって恥ずかしい！って、手を振り払うとずんずん歩いて行ってしまう。
青「亮ー！」
背中に向かって呼びかけるのに無視する
青「亮ー、寒いんやから、手ぇ繋いでーよー！」
あ、立ち止まって振り向いた。…かと思うと、踵を返してとんで来てくれる。
黄「もう！//」
パシッと手を取ると「そういうのやからな！//」って。
青「ふふふ」
黄「それも！//」
青「亮？」
黄「なにぃ！？」
青「好きやで」
黄「それもやしー//！！」
青「なぁ、亮も言うて？」
黄「……は？//」
青「スキって、い・う・て？」
黄「なんなんよ、遠慮したり、デレってみたり！//」
青「だって、俺、まだまだ恋愛初心者やから」
黄「そんなん俺もやし！//」
青「それは嘘や。亮、俺以外とも付き合ってたやん」
黄「ー！！それ言う！？//」
青「はい。だから、言うて」
黄「………章ちゃん、」
青「はい。」
黄「…好きやで//」
青「あ、」
ズキンって、お腹がノックされる。
…ひよこも聞こえたん？
……嬉しいなぁ//
青「ねぇ、ひよこ？どうにかこうにかやけど、俺ら仲良くやってるよ？だから安心してそこで眠っててな。」
黄「どうしたん？独り言とか！？…もしかしてまだお腹痛い？」
それとも、入院してる間に何か変なもん点滴された？って、もう！減らず口やなあ！
よし、いじめたろ。
青「ううん。痛ないよ。むしろ今のが一番の特効薬かも。だからもう一回言うて？」
黄「はあ？」
青「言うて」
黄「ナンボほど欲しがるん！？//…はよ帰るで！」
なーんや、もうおしまいか(笑)
そう思ったのに。
黄「…ほんま、大好き、やで//」
って、おかわりをくれた。
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月3日 0時
