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青「ふふふ…」
黄「なに笑ってるん！？笑い事ちゃうんやで？」
散らした言うても再発して手術になる可能性もあるんやで？って大騒ぎする亮。
青「じゃ、機嫌損ねんように仲良くせなあかんね」
黄「もう！人の気持ちも知らんで、のんきやねんから//」
ぱっと手を離して、そっぽ向く亮の目には…涙？
……、、
青「……、亮、」
黄「なによ、」
青「……ギュッてして？」
黄「はあ？」
見つからんようにこっち向く隙にサッと目を擦ると、眉間にしわ寄せて、憎々しい顔で「なに甘えてるん//」っていやごとを言う。
でも…、
「ええやん、たまには」って、両手を少し上げると、ベッドの端に腰掛けて、
「…しゃあなしやからな//」って、体重がかからんように覆い被さってギュッてしてくれた。
青「あぁ…、亮の匂いや」
夢やないんやね。
ほっぺとほっぺが当たって、あったかい
青「亮、ただいま」
黄「……おかえり//」
青「今度は、目が覚めた時に亮が居ってくれて嬉しかったで？」
黄「……//もう、次はないからな！倒れるんとか、ほんま、ヤメテや！」
青「うん。…心配かけてごめん。けど、この盲腸は、きっと大人になるまでは再発せんと思う」
黄「なんでそんなんわかるんよ？」
青「丸が言うてたから」
黄「はあ？」
亮が頭を上げるから、怪訝そうな顔で視界がいっぱいになる。
…今度は鼻先を合わして話す。
青「俺な、どのくらい寝てたん？」
黄「まるまる２日」
青「そんなに！？」
黄「だから、笑い事ちゃうかったって言うたやん。盲腸もやけど、章ちゃん身体が弱ってたんよ。それで長引いたんやて…」
青「そうか…」
あ、
青「あれから２日たったって事は、今日って…」
黄「…メリークリスマス」
チリンチリンって、鈴の音が聞こえたなと思ったら、少し顔を上げた亮と俺の間にひょっこり現れた青いクリスマスブーツ
器用に手だけ動かして取ったんやな。
青「鈴付いてるんや、可愛い…。ありがとう」
黄「…ほんまにこんなんでええん？」
青「うん。めちゃくちゃ嬉しい。けど…、」
俺、なんも用意出来てへん…
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月3日 0時
