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期末テストも終業式も終わらせた約束の金曜日。
お互いのリクエストを発表するために俺の家に集合してベッドに並んで腰掛けていた。
あ、痛っ。
青「あー、、、緊張するから、胃がチクチクするー」
黄「何をそんなに、き、緊張するんよ？」
いや、だって…
亮がめちゃくちゃ緊張してるのがわかるから、俺にもうつってしもたんよ！
黄「そ、それじゃあ、章ちゃんから言うて？」
青「え、俺からなん！？」
黄「………」
じっと、無言でこっちを見つめてくる亮…、
こら、先に言うしかないんやろな。
青「あのな、」
黄「う、うん」
ゴクリって…動く喉仏。うー、言いにくいよう(涙)
ええい！
青「あの、ブーツ」
黄「ぶ、ブーツ？」
足元指差して、あの？って
青「いや、違う！クリスマスブーツ。お菓子入ってるやつ。アレ欲しい」
黄「へ？」
青「あかん？…アレ、欲しい」
黄「章ちゃん、それマジで言うてるん？？」
青「マジも、マジ。大真面目！」
黄「んー、…なんか遠慮してるんやない？俺、これでもバイトしてお金貯めてるんやで？好きな人の欲しいもんくらい買ってあげられる甲斐性あるんやけど？」
青「だーから、クリスマスブーツが欲しいの。俺、アレ好きやねん。お菓子いっぱい入っててワクワクするやん？」
黄「そう？」
青「そうなの！ね、だから、クリスマスブーツ買って？今までは家におったから、おかあさんが用意してくれてたんやけど、今年は、亮からもらいたい！」
そこまで言うと、やっと亮も納得したみたいで「…じゃ、わかった。クリスマスまでに用意するな」って言うてくれた。
はぁ。
これで半分はおしまい。
後は亮の欲しいもんを聞くだけ。
さぁ、亮は何が欲しいんやろ…。
青「じゃあ、今度は亮の欲しいもの教えて」
黄「う、うん…」
両膝に手を置いて、さっきより更に緊張してへん？
青「あの、亮？…大丈夫？」
黄「ん？…あ、うん」
全然大丈夫くないやん！
俺、バイト出来へんからお小遣いを工面するしか無いんやけど…ちゃんとリクエストに応えられるんやろか。なんか、こっちまで緊張してきたわ
黄「あ、あの、…あのな」
青「うん」
やっと、口を開いた亮がリクエストしたんは
俺、やった。
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月3日 0時
