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緑「クリスマスプレゼント？」
青「…そう。何が欲しい？って」
緑「へぇー、、、」
えらい感心して、目を見開く大倉。
青「な、なによ？//」
緑「いや、なんかちゃんとコイビトみたいになるんやなぁーって、思て」
青「も、もう！//」
緑「だって、いつまでも仲が良い友達止まりで、なんも進展せえへんから、俺、まだ、付け入る隙があるんかなーって思ってたし。…そうか、クリスマスかぁ」
青「///」
「青春やねぇ」とかつぶやきながら微笑んでるけど…さらっと、まだ俺に未練がある事をぶっこんでくんな！//
緑「娯楽室行って雑誌でも借りて来る？クリスマスの特集してるかもよ？それか、ネット繋ごか？」
俺は、部屋から出るんは面倒くさいからPC開けて検索してもらう事にする
緑「あった、あった」
青「どれ！？」
大倉の背後に回って画面を覗き込む
緑「えっとね、時計とか…」
青「ええ…高そう」
緑「じゃあ、アクセサリー」
青「…使わんかな」
緑「後は…、下着やって」
青「絶対、いらん！//」
緑「…それじゃあ決まらんよ。ホンマに欲しいものないん？」
青「ない。なんもいらんねん」
だって、せっかく亮がバイトで貯めたお金やのに、使わせたくないねんもん
緑「けど、それやと亮ちゃんが納得せえへんのやろ？」
青「うん…。もう、こうなったらお菓子のブーツとかでいいんやけどなぁ」
緑「それいいやん」
青「へ？」
緑「お菓子のブーツ。なんか初々しくって、やすらしい」
パタンとPC閉じたら、こっち向いて「これで解決したんやない？」って
青「う、うん…そうやな。…なんか、ずっと悩んでたから、助かったわ」
緑「これでテスト勉強に集中出来る？」
青「うん！休憩終わりにして、勉強再開しよ」
緑「ちょ、その前に」
青「？」
すくっと立ち上がるから、おやつの後片付けでもするんかと思ったら
青「わ、わあ//」
抱きすくめられた
青「ちょ、あかん、大倉！何してるん//！？」
暴れもがいたらサッと解放してくれて「助けたったお礼？」って笑ってる
もう//
青「冗談はこのくらいにして、勉強するで//！」
俺は、テーブルの前に座り直すとノート開いて一心不乱に単語を書きまくる
そうして、目の端に映る大倉がちょっと寂しそうな顔をしてるんを見ない様にした
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月3日 0時
