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あれ書いた時には、丸の病気が治ってみんなで笑おうと、思ってたのに…
まだ道半ばの丸に、諭されて励まされてみんなで笑ってるなんて…
青「丸…」
橙「なに？」
黄「丸…」
橙「ん？」
緑「丸。」
橙「はいはい、なんでしょう？」
青「また、会おうな？」
緑「やっぱりこの４人で遊ぶん楽しいもんな？」
黄「楽しい！だから、丸、絶対治せよ。居なくなったらイヤやからな！」
青「ちょ、亮！」
緑「…何でもストレートやなあ」
橙「章ちゃんの事になると途端にウジウジすんのにな(笑)」
緑「そうそう」
黄「もう！///」
青「…///」
橙「みんな、ありがとう。大丈夫、絶対帰って来るから」
丸は、大倉の手を取り握手。
橙「勉強頑張ってな。とりあえず今んトコから抜け出さなな」
緑「うん」
次は亮と握手。
橙「ホンマに、態々来てんから章ちゃんに捨てられん様にしいや？」
黄「もちろんや！」
そして、俺の前に丸の手。
俺はそれを両手で掴む。
橙「章ちゃん、殻に閉じこもるんは無駄なエネルギーやで？一回きりの人生やん？もっと楽しもうや。いろんな事に踏み出そう？」
青「ありがとう…。丸、ホンマにありがとう」
こんな時、もっと気の利いた事が言えたら良いのに。俺の中から出て来るのは『ありがとう』ばっかり。
丸はちょっと屈んだら、俺の耳元に口を寄せ、
橙「コッチこそありがとうやわ。章ちゃんがホームステイ断ったおかげで亮ちゃんと旅行出来たし。傷心旅行になったけど…楽しかったで？」
って。
橙「章ちゃんも油断してたら、僕がすぐにでも亮ちんの事かっさらいに来るで？」
最後はウインクしながら…でも、握手している手には凄い力がこめられていた。
橙「じゃ、どなたさんも。未来に向かって頑張っておくなまし」
黄「そんなん、丸もやで！？」
橙「当たり前やん！僕な、今、お医者さんになろうかな〜と思っとるんよ」
緑「困ってる人を助けるん似合ってるわ」
橙「ホンマに？嬉しいなぁ」
黄「丸ならなれる！だから病気治せよ」
橙「うん。目標は達成せんとな！病気治して、お医者さんになって。…せやなあ、研究を重ねて章ちゃんでも子供産めるようにしよか？」
青黄「「は？///」」
緑「…」
あのタヌキは…
みんなを黙らせるには充分な位の爆弾を投下して「じゃーねー」って軽やかに搭乗口へ消えて行った。
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年7月30日 0時
