ひろがるせかい (青黄緑橙) (ページ4)

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高校生になってから感じた事、

「夜って長いんやな」。

帰って来てからこんなにも色んな事をしているのに、まだ22時過ぎ

去年の今頃なら平気でまだ塾におった時間

手持ち無沙汰になるんは大倉もおんなじみたいで、この時間によくスマホが鳴る

～♪

ほら。

黄「大倉？」

青「うん」

黄「なんて？」

青「えっとねぇ………、」

読みふけって、亮を放置してたら無理矢理横からそれを奪われる

青「わあ！こら！」

黄「なによ？『愛してるぜベイビー』とか書いてるん？」

青「書いてへんし！！///」

黄「なんで、照れるん？」

青「照れてない！」

黄「…ふーん。」

画面に見向きもしないで、俺を見たままポイっとベッドにスマホを放り投げる

もう！壊れるやん

手を伸ばしても届かへん

仕方がないからベッドに上ってスマホを掴むと、

…亮に背後を取られ、組み敷かれた

黄「章ちゃん…、」

青「……ちょ、……ぁ、ん…」

部屋が狭くてベッドでしか寛げん所に二人で居たら自然とこうなるもんなん？

それとも俺らが「ソウルメイト」やから、特別？

青「……ん、…りょ、」

…宅配さんが帰らないのは、

メリットなんかな～

デメリットなんかな～

ぼーっとした頭で、また考えてみた。