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◇
負のパワーが身体から抜けると、やる事なす事全てが滞りなく進むようになり、心も軽やかに毎日を過ごしていたら、周りに集まってくる人が増えた。
みんな、そら、あからさまに無視したりはせんけど、やっぱり話しかけにくい奴にムリクリ話してくるくらい高尚な奴おらんもんな。
もちろん、そうやって学校で聞いた事や起こった事は、週末にまとめて亮に話す。
それは亮もしかり。
だから、高校生になってからはやたら長いと感じてた夜も、今では話す事がいっぱいで足りんくらい。
で、今みたいにベッドに入ってからも向き合ってずーっと話をしている始末。
そりゃ、その中には聞きたくない話もあったけど、その時には「その話、嫌かも…」ってやんわりやけど、素直に断った。
黄「…ほな、この話止めよか？」
青「うん」
黄「なんか、章ちゃん、女子がらみの話になると嫌がらへん？」
うっ…///
…素直に断るんもなかなか大変で、なんか断る話の傾向が顕著になってきていた。
自分では勿論わかっててんけど、まさかバレてるとは…
て、言うかさ、
青「わかってんねんやったら、話さんかったらええやん…」
黄「だって、なんでも話してって言うやない、章ちゃん」
青「せやけど…」
黄「ええよ、じゃこの話はヤメな。ま、あんまりオチも無いし、章ちゃんが心配するような話でもないから」
青「うん、…ありがと」
取り留めもなく話し合って寝落ちして、朝は相変わらず亮に起こされて、適度に相手したら、出掛けて行く亮をベッドの中から見送って、二度寝する。
それは、今までと何も変わらない…
だけど、
ソウルメイトと繋がっている事を確認する大切な時間やった。
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年7月30日 0時
