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いつもは亮が使ってるコップに、麦茶を淹れて大倉の元へ行くと、ベッドの脇にちんまり座って居心地悪そうにして居た。
緑「あ、その、勉強してたん？」
青「あ、まぁ…」
ベッドに逃げ込む前の状態で放置されてるテーブルの上。
緑「それで集中する為に、スマホ隠してたんか」
青「う？…うん」
本当の事なんか、言えやしない。
緑「やすは中学ん時から、集中型やったからなぁ。覚えてる？夏休みの合宿」
青「覚えてるよ」
湖畔のホテルに泊まり込んで勉強漬けの夏季合宿。
今を思えば、色々動き出したんてあの夏休みからなんかもなぁ。
緑「あの時みたいにさ、またおんなじ所で躓いてる？」
大倉は、広げたままのノートを指差して笑ってる。
青「え？なんで？」
横からそれを見てみると…なるほど、おんなじ単語ばっかり一面ビッシリ書いてある。
緑「なんか、悩んでるんやったら相談のるよ？」
青「うん…」
それって、多分、勉強の事やんな
特に差し迫って困ってる事もないんやけど、
せっかくやしって、２、３、わからん所を教えてもらったら大概いい時間になってて、
緑「じゃあ、やすの無事も確認出来たしコンビニでも寄りながら帰ろうかな」
って言い出した。
青「コンビニ？」
緑「うん、この時間やと寮の食堂閉まってるから」
青「え、あ、そか！」
寮はご飯の時間決まっとるんよな。…俺のせいで、食いっぱぐれたよな
青「それやったらさ、俺も出るわ。一緒に何か食べよ？」
なんか、このまま大倉を帰すんも、後味が悪くて、適当に荷物をひっつかんだら背中を押して街に出た
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年7月30日 0時
