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「同じマンションに引っ越し？！」
…お金持ちの考えることはよくわからんて頭を抱えてるのに話は進む
『同じマンション言うても間取りがちゃうからな。なんて言うの？同じ飛行機でも前と後ろでは座席が違う。みたいな？』
「あー、、、」
そう言えば、大倉に乗せてもらったな。
『自慢じゃないけどこのマンション、滅多と空きが出ーへん人気物件やねん。その、最上階…から数えてえっと、、ま、つまりは上の方が空いたんよ。こら引っ越すしかないやろ？』
「なんで？」
『だからー、ここより部屋が広いし多いし、さっきも言うたけどルーフバルコニーがあるんよ！』
「ふうん。…そんで？」
『そんで？！…あー、後は、、あ、そうそう！聞いて驚け！前に住んでた人の趣味なんかな〜、湯船が卵形で猫脚やねん。わー、優雅♪』
「猫脚ってなに？」
『知らん？こーいうカーブの…』
「見えへんし」
『あの…、、やす、怒ってるよね？』
「ううん。怒ってないよ。興味ないだけ。てか、引越したくない」
『なんでえ？！』
「僕、そこがええねん。そこで大倉と暮らすんを夢見て頑張ったんやもん。だから引越ししたくない。…でも、大倉の家やもんね。どうしても大倉が引っ越すって言うなら止めんよ。…寂しいけど、ね」
『やすぅ…』
「…それにな、恥ずかしいから黙ってたけど、今自分の中で流行ってる事あるんよ。…笑わんで聞いてくれる？」
『もちろん！』
「…じゃー、話すわな。…えっと、大倉が僕のために空けてくれてる部屋あるやろ？そこに何置こうかなーって考えるんが楽しくてしゃーないん///ww」
『えー！なんやねんそれっ、めっちゃ可愛いやん(涙)』
「可愛いかな？…可愛いくはないやろ(汗)」
『いや、可愛いし、ぜひどんなんか案を聞かせてや！』
「んー、まぁ、良いけど、ほんまにまだ考え中やし話半分で聞いてや？」
『うんうん♪』
て、釘刺しといたのに…
『やすー、この前言うてたみたいな机やねんけど、とある雑貨屋で見つけてさー、いや、初めに見つけたんは敏腕マネージャーやねんけどな…』
「だからぁ(汗)」
完全に大倉の方が浮き足立ってる…
僕の引越しってどうなるのか、今から思いやられる(涙)
『なー、やす聞いてる？！』
「ううーん、聞いてない〜↓」
『えっ？！』
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年10月27日 21時
