くらさんとやすくん番外編６ (ページ23)

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１月ボクのバイト報告ページ23

青side

マスターの相談事。

それは年末年始のバイトのお誘いで、なんと今回はおかあさんと一緒にって。

そりゃおかあさんは一も二もなく引き受けたよ。

「シェアハウスを諦めさせたうえに、安い家賃で部屋貸してもらえるんやもん。バイト代ド返しで働きます！」言うてねww

そう。シェアハウスは諦めた。

…って事になってる。知ってるのはマスターだけ。だから僕も頭が上がらんのよな。

「それにしたかて、まさかおかあさんとバイトする日が来るとは…。もうやりにくくってしゃーない！///」

『でも、マスターのお陰で一緒に暮らせるんやから一生懸命働いて恩返しせなな！』

「ぷっww」

『な、なに！？』

「いやいや…」

…この前まではマスターの事じじ―って言うてたのに、呼び方変わってるんやもん。えらい違いやなww

「あ、もうひとつ報告があるねん。僕な、ボランティアで近所のおじいちゃんとおばあちゃんに習字教えることになったから」

『ええ！？』

「言うても、卒業までやし月に何回かだけやけどね」

『それってもしかしてマスター発案？』

「ううん。お客さんがな、教えてほしいわーって言い出して、それなら喫茶店使ってやろかって事になってん」

『って事はやっぱりマスターが噛んでるんやんけ！だいたいその辺のジジババもやすのこと可愛がりすぎやし、ほんま油断も隙もあったもんじゃない！』

「まーまーそう言わんと。お茶飲みながらのレッスンやから喫茶店の売り上げにも貢献できるしこれも恩返しの一環ってことで大目に見て？…なんてったって、僕、あの川っぺりの店３万円で借りるんやもん、それぐらいせな罰あたるわ」

『え、３万？！』

「そー、３万。めっちゃ安くしてくれてるやろ？知り合い割引＋風通すバイト代引いて月３万円」

『それって駐車場の月極め料金より安いで…』

「へー？なんてー？」

『いやいや、なんでもない(汗)』

「そーおー？…じゃ、そろそろ電話切るわな。…去年はこんな事なかってんけど、おかあさんと一緒やと気苦労が多いせいか疲れるし眠いし…、おやすみ～」