くらさんとやすくん番外編４ (ページ7)

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10月ボクのハナウタページ7

青side

今年の課外授業は特別。

そら「地域の清掃活動」って聞いた時には正直「ええー！？」って思ったよ？

けど、うちの学年に割り当てられたのが、例の一本道の公園って知った途端に超～ウキウキ♪思わず机の下で小さくガッツポーズしてしもた(笑)

…いつもいい思い出をいっぱい提供してくれる公園の掃除やもん。誰よりもはりきらなバチがあたるよな！って、着いた途端にほうきを持って早速開始！

それにしても…、今日は見事な秋晴れで、

「半袖の体操服でも暑い～！」

でも、鼻からめいいっぱい空気を吸い込むと、ひんやりしていて

「気持ちいい～♪」

『…安田、』

「なに？！」

『…ほうき持って微笑むな(汗)』

「あ、…あはははは//」

クラスメイトに見られてた//恥ずかし//

僕は、照れ隠しもあって「あっちの落ち葉が大量に溜まってる所行ってこよう～」なんて誤魔化して、その場から逃げた。

「ふう」

おかしなもんで、落ち葉は沢山あるのに、人は少ない。ココなら人の目を気にしないで居られるから、ま、いいや。

さ、掃除、掃除！

「ふふーん、ふふ、ふーん♪ふふ、ふーん♪ふーん♪」

『…安田くん？』

「うわっ！」

びっくりした！イキナリ後ろから声掛けられた。えっと、…この女の子は、、、誰だっけ？

『あ、隣のクラスのAです』

「あ、…どうも、安田です」

って、さっき名前言われたから知ってるか///

『それ大倉くんの新曲だよね？』

「え？///」

またもやびっくり。な、なんで大倉？！

『今、歌ってたでしょ？』

「た、確かに歌ってたけど、あんまり深く考えなくて、何気に口から出ただけやからデタラメな鼻歌やよ？///」

『ほんとに？』

「ほんとほんと！」

『じゃ、もう一回歌ってみて？』

「え…、、、///」

ええー、人前で歌うとか、恥ずかしいからヤだなぁ///

けど、じっとこっちを見つめている目は、歌わなきゃ絶対に開放してくれなさそう(涙)

ええい、

『えっと、…コホン。、、、「ふふーん、ふふ、ふーん♪」』

「ほらやっぱり！！」

ヤバい。今度はうって変わって目がキラキラに光りだした(涙)