12月 ボクのコトダマ ページ34
青side
珍しく昼間っから勉強に集中してたけど、異様な寒さに気付き、もしやと思って外を見てみると
「わぁ…//」
一面雪景色。一瞬でこんなに降ったんや…
うっすらと降り積もった雪と、雲ひとつない夕暮れのコントラストが
「超キレ〜！写メ、写メ〜♪」
速攻でケータイを引き寄せ写真を撮って、大倉に送信！
…しようとして思い留まる。
せっかくやし、もうちょっと色んな景色を撮りに行ってみよう♪
「よし！」
暖房を切って速攻で着替えて、自転車の鍵を引っ掴み家を出た
ありがたいことに道には雪が無く、凍ってもないから普段通りに走れる。
さて、どこに行こうかな
「そら、やっぱりあそこ？」
いつもの一本道の野っ原にレッツゴー♪
「わー、まだ荒らされてない//」
芝生の上に降り積もった雪はもこっとしてて可愛らしいし、コテージから漏れる柔らかい灯りもいい演出になってて、
「超いい景色♪」
僕は何枚かを写真に収めて、それから見よう見まねで雪うさぎなんか作ってみて、それも撮る
「うん。映える映える〜(笑)」
はー、それにしても。なんちゅう清々しい空気なんやろ〜。鼻が凍りそうやけど、吸うと肺に送り込まれる空気が美味しいとさえ思う。こんな素敵な時を、大倉と過ごせたら…
「……へへ//。欲かいたらあかんよな(苦笑)」
あ…
せや、いいこと考えた♪
僕は自転車に跨ると家とは逆の方向に走り出した
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年9月30日 13時
