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12月 キミの為だけのサンタクロース ページ26

緑side



飛び込んで来たやすを、ぎゅっと抱きしめて「あはは、ナイスな突っ込み!」って頭をわしゃわしゃ掻き回したったら



「わー、わー、やめて、ぐちゃぐちゃになるー!」



顔上げて両手で頭庇ってから手櫛で直しとる



「どうしたん?俺に会うから可愛くセットして来てくれたん?」



「そ、そら、まあ、一応は?///」



ふはっ、涙目で真っ赤になってるやん///



そかそか。張り切ってお洒落して来てくれたんやな。どれどれ?



腰に回してた腕を伸ばして頭のてっぺんから足のつま先までチェック♪



ふんふん。…モコモコ着いたコートに、細身のGパン。それにショートブーツとリュックか



ちびっこのやすにはぴったりのコーディネートやん?



「うん、可愛い可愛い♪」



なんて言いながら、どさくさに紛れておデコにチュウ〜♡



「わぁ、ああ…///」



「こら、それ以上仰け反ったら後ろにひっくり返ってまうで?(汗)」



「だってぇ///」



「ほれほれ、もっと近うよれ!」



「うわあ!」



引き寄せて腕の中に閉じ込め、そんで顔が見えん間に



「やす、先に嫌なこと聞いとくで?」



「な、…なに?」



「門限、何時?」



「あ。…今日中に帰れたら大丈夫」



「そか。…ふふ、シンデレラやな」



「そんなええもんちゃうし///」



「では、王子さま、時間いっぱいまで思いっきりクリスマスの夜を楽しみましょうか?」



「うん///!!」

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作者名:青菜はやと | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年9月30日 13時

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