くらさんとやすこちゃん

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座った安子は目を伏せたまま早口で「丼の所、見て見て💦」



丸「丼ぃ〜？」



振り返って確かめてみたけど、



丸「誰も居ないわよ？」



安「え？」



顔を上げて周りを確かめた安子は



安「麺類のところに移動してる💦」



丸「麺類〜、、、あら。大倉」



あたしのニコ下。安子の一コ下の、大倉



丸「彼がどおしたの？なんか用事？呼んでくれば？」



安「ととととと、とんでもない///」



湯気が出そうなくらい真っ赤になった安子見て、頭の上で電球が光った



丸「ははぁーん。さては彼にほの字だな♪」



安「言い方古いから💦」



丸「そんな事言っていいの？おおく…



安「嘘嘘！ごめんなさいっ！呼ばないでっ💦」



丸「もしかして彼を待ってたの？それでカレーが乾いた？」



安子は更に真っ赤になって「丸ちゃんには嘘つけないな///」って照れ笑い



丸「いつから？」



安「お昼休みのチャイムが鳴ってすぐから」



丸「そうじゃなくて、いつから彼のこと好きなの？」



安「…ちょうど一年くらいかな///」



丸「Σながっ！」



安「安子一途だから♪」



丸「褒めてないからね。…ったく。学生じゃあるまいし、好きなら好きって言えばいいのに」



安「そんな事出来たら苦労しないよぉ///」



あたしと違って他部署の安子は大倉との接点が少ない。だから社食を張ってたそうだが時間がまちまちなので、来ない間は恋愛相談を見て時間を潰してる、ってさー



丸「面倒くさっ❗️それを一年？ありえないって！ダメ元で当たって砕けりゃいいのに」



安「砕けたくないもーんっ、安子、本気なんだもーーん💦」



丸「わかったわかった💦じゃ、丸子様が人肌脱いであげるわよ」



安「どうやって？」



丸「簡単よ。告白出来るように彼をどこかに呼び出す」



安「だめ！それだけは絶対ダメ！それに、安子は告白がしたいんじゃないの///」



丸「されたい人？」



安「そーじゃなくて、、、お誕生日に、おめでとうって言って欲しいの///」



カラン…



いけない。安子のウブさに驚いて、今度はあたしがスプーンを落としちゃた



　

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