おくらとあおいおべんとうやさん３（緑＊青）

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緑『誰っ？！』



ぶっきらぼうな声がグサッと刺さる。そらそうよな、こんな時間やもん。



青「おくら、ごめん、…俺」



申し訳なくて、顔隠しながら返答するとすぐにエントランスロックが解除された。…これって、入っていいって事よな？



青「あ…」



エレベーターの扉が閉まったと同時に昇り出した。…行き先階押してへんのに



青「…まさか。おくらが上で待っててくれてる？」



そのまさかが、現実になって。



チンとついた途端、扉の向こうにはおくらが居って



口がぱくぱく



…やすっやすっ！



名前呼んでくれてるん？



スン…



青「おくらっ！」
緑「やすっ！！」



ゆっくり開くドアの隙間から伸びてきた腕が俺を引っ張り出して、しっかり捕まえて



緑「やすー！///」



青「おくら…、迎えに来てくれたん？///」



緑「だって、逢いたかったんやし///」



青「俺も。…１日、長かったぁ///」



緑「ほんま、長すぎやし！…さぁ、早よ部屋行こう。寒かったやろ」



青「おくらこそ寒ないん？」



緑「なんで？」



青「だって…」



おくら、裸足やん。…そんな急いで来てくれたん？



青「おくら、ごめんね…。なんでやろな…。こんなに大好きやのに、つまらん事で怒ってしまう自分がイヤや。…きっとな、おくらに甘えてるんよ、俺(涙)」



緑「ううん。元はと言えば怒らせてまう俺が悪いんやし。俺の方こそゴメン。許してくれる？仲直りしてくれる？」



青「もちろん///…あ。あの、コレ…」



緑「なに？これ？」



青「今日、何の日かわかる？」



緑「ん？…日曜日？」



青「ちゃうよ…今日はバレンタインやろ。だから、チョコレート作ってきたん」



緑「！！///」



ありゃ、…固まってしもた(汗)



青「ちょ、ちょっと、おくら？おくら？」

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