おくらとあおいおべんとうやさん３（緑＊青）

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俺使わへんのに



「オーダーメイドスーツプレゼントする」なんて言い出して、全力で断ってたんよ！



そしたら…、



緑「家族に紹介するから、ふたりでとびっきりオシャレしよ♪」



って///



…確かあの時も泣いて、「ナキムシ！」て揶揄われたな。
ふふww//









そして今日。






『年越しの会』が始まる前にセッティングされた顔合わせの席で、ほんま、ついさっき挨拶が終わったところ//



昔風に言うたら何処の馬の骨とも知れない…とまでは言わんでも、ごくごく普通の家庭に生まれた俺やから、ケチつけられても仕方ない。もし、ご両親のお眼鏡に適わんかったら、おくらのためにもキッパリ別れる覚悟でいたのに。おくらの家族…特に弟くん達には



『こんな男でいいの？やすくんてチャレンジャー？』
『いや、一種のボランティア？？』



『とにかくタダヨシくんにはもったいない』
『考え直した方がいいよ』



なんて説得されたりww



おとうさん//おかあさん//には、お店のこともひっくるめて、いっぱい褒めてもらって、…また泣いてしもた///



緑「ちょー！俺のやす泣かすなやっ！(怒)」



青「ごめんっ、ちがうん。嬉しくて…、おくら、…ほんまに…俺のこと、見つけてくれて…ありがとう//…不束者ですがこれからもよろしくお願いします//」



頭下げたら、



誰からともなく拍手が起こって//



…それは、壇上で乾杯が終わった後に、会長さん…、おくらのおじいちゃんがおくら共々紹介してくれた時も同様で…、たくさんの人が笑顔で手を叩いてくれて…



　

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