おくらとあおいおべんとうやさん（緑＊青）

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次の日の夜、お弁当屋さんに寄るとやすはチクチク裁縫しながら俺を出迎えてくれた



青「おくらおかえり〜。今日も遅かったね？」



緑「昨日休んでるからねー♪」



青「あー、そか。なんかごめんな？」



緑「ははっ、冗談やしww。そんなん気にせんで。…それより、何作ってるん？」



青「これー？ふふふ、これは、新しいテーブルクロスやよー♪白に水色の水玉が可愛いやろ？」



緑「うん。可愛い！…けど、どこに使うん？」



青「お昼だけ店頭にテーブル出そうと思って。その上に掛るんよ♪」



緑「店頭に？？」



青「そう♡…中まで入る時間もったいないやろ？だから、俺が店の前に出とくん」



緑「あー！それナイスアイデアやん！すげーな、やす！」



青「そんなコトないよ///おくらがヒントくれたから思いついただけやし」



言いながらちょっと照れて下向いた、その時、



青「あ、いたっ//」



緑「え？どした？」



青「針さしてしもた〜///」



緑「もー、気をつけてや！」



えへへって、…指なめる仕草も可愛くて



…晩御飯まだやのにお腹いっぱいになってまうやんけ！(涙)



青「おくら？…どしたん？」



緑「あ、…えっと///、あ、そ、その新しいランチ弁当はいつから出すん？」



青「新しく注文したお弁当のケースが週末に届いて、日曜日に試しで詰めてみるから、早くて来週やね」



緑「そかー。うまく行くといいなぁ」



青「きっとうまくいくよ！俺にはおくらがついてるもん！」



にっこり笑う姿はとても頼もしく、ほんま絶対成功間違いなし！…とは思うんやけど



いざ販売開始！って日になると居ても立っても居られず「外周り」なんて嘘をついて会社を抜け出しお弁当屋さんの様子を見に来てしまったー！



はぁー、どうなってるかなーって、ちょっと離れた建物の影から、チラッ。



…あれ？



あのテーブルクロスが敷かれた机しかない。



お弁当は？



やすは？



…めっちゃ気になるけど、そんなに時間が無い。



俺は後ろ髪引かれる思いで会社に戻り、夜になって出直して来たけどやっぱりやすの姿はなかった

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