君が欲しい (ページ3)

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てか、なんで光成が隣のクラスなの！？

黒ちゃんは、全然いい……というか、いて欲しいけど……

織山と交代してよっ！

先生は、何を考えてクラス編成したんだ！！

？「はよ～っす。まじ眠い……。」

あくびをしながら登場したのは、深田竜星。

『おはよ、竜星』

深田「んー。」

聞いてるかどうかわからないんだけど。

まぁ、眠いと辛いから、そっとしておいてあげよう！

私も、マジで眠い時は学校でも寝るし……

でも、すぐ織山に起こされるから、全然眠気が覚めないんだけどね。

光成は、優しく起こしてくれるけど。

『これが、真のモテ男と顔だけ男の違いだな～。』

織山「それは、誰のこと言ってんだ？」

え、嘘！？口に出てた！？

織山は、鬼の形相でこっちを見てる。

本当に怖い！！！

『いや……これは、その……』

黒田「はい、そこまで！」

ふぅ、助かったよ黒ちゃん。ありがとう！！

？「おっはよ～！みんな、席着いて～」

あ、佐久間先生来ちゃった。

織山は、自分の席に戻っていく。

黒ちゃんも私も、前を向いた。

佐久間「それじゃあ、出席とりまーすっ！」

……先生、相変わらず元気。

朝から夕方まで、そのテンションで疲れないのかな？

竜星とは大違いだね。

今も、めっちゃ眠そうだし。

佐久間「んじゃ、ホームルームおしまい！授業の準備しろよ～。」

佐久間先生が教室から出た途端、静かな空気が訪れる。

それだけ佐久間先生は……。

一限、数学か……。はぁ、めんどくさいよー。

光成は、なんの授業かな？

光成がいてもいなくても、光成のことばっかり考えちゃう自分が、相当やばい気がする。

告白……できればいいんだけどな……。

そんな自信、私にはないんですよ。

はぁ～～～～。

この片想い……成就させる方法ってないのかな？