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緑side
夜にピンポンが鳴らすんとか誰ー？って出てみたら
赤「よう！」
すばるくん！！
緑「ちょー！急に辞めた思ったら、また急に来て、何？！」
赤「俺な、就活うまいこといってな、ま、そら当たり前やねんけど」
緑「そら、うまいこといかな困るわ。そのせいでカテキョ辞めたのに。で？それがなになん？」
赤「明日から、俺福岡行くねん」
緑「福岡？？」
赤「知らんか？日本のこの辺や」
空中に日本地図書いて、下の方で指回して「この辺な」って
緑「それくらいわかるし！！」
俺の事どんだけアホや思てん？！
赤「そかー？俺、社会は教えてなかったからちょっと心配してたんやけど」
緑「ご無用やわっ」
赤「ま、そんなこんなでサヨナラや」
緑「もー！またサヨナラなん？勝手やなぁ」
赤「なんやねん、挨拶に来たっただけ有難い思え！しかも手土産付きやぞ？」
ほら、コレって渡されたんはダンボール箱
緑「めっちゃガムテで止めてるやん…中身なに？」
赤「参考書や。俺が栄都に入る時に使ってたやつやから、役にたつやろ」
緑「ええ、マジで？え、コレもらってええん？」
赤「どうぞどうぞ。遠慮なくお納めください。返品も不可なんで」
緑「なんやそれ！ま、でも、ありがとう。これ見て勉強頑張る！」
赤「せやな。色々諸々勉強して、ええ大人になるんやで？ほな、俺帰るわな」
緑「うん。…すばるくん、挨拶しに来てくれてありがと」
赤「いいってことよ、じゃーなー♪」
すばるくんは夜空に手ぇ突き上げてから、バイバーイって帰っていった
さて
栄都を目指す参考書てどんなんやろ？
部屋に入るなり早速ガムテ剥がして、ウキウキ何冊か取り出すと……
緑「これ、えっ ちな本やんかー！！///(涙)」
赤「…ええオトナになれよ(笑)」
end
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年5月20日 13時
