wonderful×3 (vol.9) (ページ25)

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あんな悔しい思いしたん久々かも///

絶対解いたるねん！って意気込んで、次の時限も教科書に隠れて解いてみたけど

やっぱり無理で…

ホームルームが終わった途端に藁をも掴む気持ちで、章ちゃんのクラスに駆け込んだら

黄「あれ？」

…居らへんやん！

『相方やったら、図書室行ったと思うで？』

黄「あ、ありがとう///」

図書室…、なんか嫌な予感しかせんけど、行くしかしゃーない

この問題どうしても解きたい！帰ってから聞くんでもええんやけど、早よこのモヤモヤをどうにかしたい！

ガラッ！

勢いよく図書室のドアを開けると

窓際の特等席に座る章ちゃん発見

やっぱり、オマケも付いてるけど、今日は真面目に勉強しとるんか？ノート広げてあーでもないこーでもない言うとる

ああ、俺かてコレ聞きたいのに…、でも割り込むわけにはいかんし…

とりあえず、２人の視界に入る所まで行って待つ事にしたら、早速章ちゃんが気付いてくれて「なに？」って目で訊いてくれるから、俺は「いや、後でいいから」って、うんうん唸りながら問題解いてる大倉を指差した

章ちゃんは大倉のノートに目を戻す

青「こっちのカッコ内をまず計算するやろ」

緑「えっと、アレ？このaはまだそのまま残すん？」

青「そうそう、さっきと一緒。…すごいやん、大倉、わかってきたんちゃう？」

緑「章ちゃんが教えるのうまいねん！…ほら、スルスル解ける！」

うん、確かに大倉のペンの動きがだいぶスムーズになってきた。この勢いやと、すぐに俺の番になりそうやな♪

緑「で、この答えをどうするん？」

青「それは大倉が考えな」

緑「ええー！そんなイジワル言わんでよ～！」

青「イジワルちゃうし！ほら、問題もう一回読んで、ヒント探してみ？自分で出来るようにせな、応用きかへんで？」

緑「そんなん、いつでも章ちゃんが一緒にいてくれたらええやん？♡」

青「…そんなワケにはいかんから///ほら、頑張って！」

緑「ええ～、俺もう頑張られへん～(笑)」

…章ちゃん困ってんのに、大倉は机に突っ伏すと、無理～とか言って甘え出した