wonderful×3 (vol.9) (ページ18)

今日:4 hit、昨日:20 hit、合計:147,742 hit

・ページ18

橙side

赤「ほな、うまいこと弾けたんか」

青『はい。先生のお陰で大成功でした』

赤「大倉喜んどったやろ？」

青『…だと思うんですけど///』

赤「なんや、たよんないのう。せっかく教えたったのに、こういうんは一発で決めてこんかい！」

青『…と、言われましても////』

赤「で？亮はどないした？」

青『それは、亮から聞いたって下さい。きっと電話して来ますから』

赤「そうかー？…ほな、わかった」

章ちゃんからすばるくんに電話やなんて珍しい～と思ってたら結果報告か

うちは、通話を終えたすばるくんの前に晩酌の用意を配膳していく

赤「うわー、えらい豪勢やな」

橙「えへへ。ちょっと張り切っちゃった♪」

赤「なんでや？あ、…まさか２人目出来たか？！」

まだお盆にお皿乗せてるのにお腹さすられたら、危ないし、こしょばいし///

橙「もう、やめて！これは自前////」

赤「…なんであんなに気合い入れてるのに出来へんねやろな？」

橙「もう、そんなん知らんし///とりあえずは、はい、グラス持って！」

赤「はいはい(苦笑)」

橙「今日は発泡酒ちゃうよ～♪正真正銘のビール～！」

赤「ほんま、どないした？！」

橙「うちからのお礼～。双子が大変お世話になりました」

テーブルに三つ指ついて頭を下げてみたら

赤「なんや、そんな事かww」

橙「そら、すばるくんにはそんな事かも知らんけど、双子には大きな一歩やと思うねん」

赤「そやな…、あのチビどもがギター習いたいなんて言うてくる思わんかったしな～」

橙「それも、それぞれ誰かのために歌いたいやなんて…、、やっぱりすばるくんの影響やと思うねん。小さい頃にええもんに触れられて双子らは幸せもんや」

赤「…なんや、そんなん言われたらこそばいな//」

照れ隠しなんか持ってたグラスをテーブルに置くと、唐揚げを口いっぱいに頬張り戯けてみせるすばるくん

あれ？

せっかく上手に泡が作れた一杯目のビールにまだ口つけてないやん

橙「泡無くなるよ？飲まんの？」

赤「アルコールは待ったや。俺隆起こしてくるから、これ弁当箱に詰めて」

橙「へ？」

赤「久しぶりに歌いたなった。けどこんな時間やしな、山の上までドライブや！」

橙「ええ！わっ、ちょ、嬉しい！！(涙)」

赤「あんなひよっこらとは比べ物にならんくらいのほんまモンの愛の歌、歌ったるわ」