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「男と男の約束やで」言うて隆の飛行機が怖かったって話は二人の秘密になった
その後は洗い場に移動して痛いだの痒いだの泡が目に入るだの騒ぎまくる隆をてんやわんやしながら隅々まで洗ってやった
俺、思たけど隆ひとりお風呂に入れるだけでも、ものすっごい重労働…おかんもおとんも、ようこれ二人まとめてやったな
隆「せなかあろたる！」
黄「え、いいよ//」
隆「ええやん、いっつもパパのせなかあろてるからじょうずやで？」
…これは疑似すばるくん体験？？
ほな…言うてゴシゴシタオルを渡したら、めっちゃ頼りない力加減で背中を撫でられる
隆「きもちいいやろ？パパいっつもほめてくれるん」
黄「…せやなあ。めっちゃうまいわ」
くるくるくるくる、タオルは同じ所ばっかり回るけど、体中温かくなった気がした。
隆「ママ！おふろあがったよ♪りょうちゃんがいっしょにいれてくれた」
橙「あれ、章ちゃんと２階上がったんやなかったん？」
黄「え？まるが送り込んだんちゃうん？？」
橙「…いや、うちなんも言うてないで」
隆「ええやん？りゅう、ばーばにぎゅうにゅうもらってくるー」
黄「…なんか調子狂うな」
橙「…珍しいこともあったもんやな、亮ちゃんに懐くなんて」
俺は選ばれて秘密の共有者になったんやろか？
橙「着替えもさせてくれて、ドライヤーもしてくれたん？いや、助かるわ」
黄「まる…おかんて大変やねんな」
橙「お、そんな口がたたける年頃になりましたか末っ子さん」
黄「もう、からかわんといて//。…ま、実家に帰ってきた時くらい一人でゆっくり風呂入ってや」
橙「はあ、まるちゃん、泣いちゃいそう…、それってとっても贅沢。ほんま、ありがとう。ほなゆっくりさせてもらってくるわ」
黄「うん、長湯の章ちゃんももう上がってるし、すばるくんの相手は俺がするから」
橙「なんかうちの受け取り方のせいなんやろうけど、いやらしく聞こえるんはなんでやろ…」
黄「ええやん//！はよ行ってき！」
はいはーいて。お風呂に向かうまる
これ、俺が姉ちゃん孝行したみたいやけど、隆の親孝行やんな？
ええとこあるやん、さすが神の子
黄「隆、今日は特別や、牛乳やなくてカルピス作ったろか」
隆「ねるまえにじゅーすとかあーかんのにー！パパにいうたろ、べぇ〜！」
！！！！！
前言撤回じゃ！やっぱあいつはライバルや！
end…？
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月4日 16時
