wonderful×3 (vol.2) (ページ2)

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この開けてない宅配便の箱、何？て聞いたら

青「あ！それ通販でな半額になってた麦茶のパック箱買いした」

てどや顔やし

てか…キッチンにも麦茶のパック散乱してましたけど！？

このサンダル、何？って聞いたら

青「えっと？どっかのお土産？ビーズいっぱい付いててかわいない！？」

て

…かわいない？はええけど、絶対小さいし！てツッコんだら「隆にあげたらええやーん」てごねるし

このぶっ細工な紙粘土の置物、何？って聞いたら

青「え！？これ亮が誕生日に作ってくれた貯金箱やん！」

これは捨てへんよ！て抱え込んだり……いや、恥ずかしいからむしろ捨ててや

そんなこんなやってたら全然物が減らんうちにお腹が減ってきた

青「りょー、片付けてお腹が減るんね」

おー、シンクロや

てかおんなじ時間におんなじもん食べておんなじ作業してるしな

黄「お腹もやけど、俺、尋問ばっかりで喉痛いわ」

「これは？これは？て聞くからやん…」とか悪態つくから思わず近くにあった箱を章ちゃん目がけて投げるフリしてびびらす

青「きゃー暴力反対ー！…てか、その箱投げたらあかんよ風鈴入ってるし」

黄「箱に入れっぱの風鈴？…使ったことあんの？」

青「ないなあ」

ポイっ

青「もーーーーー！」

燃えないごみ袋にほりこんだった