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青side
その日の亮は朝から落ち着きがなくて
牛乳飲むんでもカレンダーの前立って眺めながらソワソワ…
表の通りから人の話し声が聞こえてくると、窓辺まで行ってキョロキョロ…
果てはボクのケータイが震えただけでビクつく始末…。
青「なんなん。今日は。落ち着かんなぁ」
黄「そ、そんなことないしっ///」
青「いや、あるし」
黄「だって、そんなんさー！///」
青「なによ」
黄「章ちゃん絶対俺に隠し事してるもんっ///」
青「してへんよ」
黄「絶対ウソ！」
ウソウソウソ！って騒ぐ亮に、真剣な顔して「嘘なんかつかへん」て、睨んだったら
黄「…ウソ、ちゃうん？え、でもだって、今日って、、」
めっちゃ哀しそうな顔して。相当期待してたな(苦笑)
何に期待って？…ほら、今日は、例のひまわりのおねえさんの誕生日やから。またボクが根回しして会えると思ってんねん
でもな。それじゃああかんねん。会いたいんやったら自分でなんとかせな！ほら、獅子は我が子を谷底に落とすって言うやん？それやねん！
黄「あの、章ちゃん？」
青「ん？あ、あー、なに？」
黄「や、だから…」
青「ほんまのほんまになんもしてへんから」
そこまで言うと、やっと信じたんか肩を落として「…そーなんや」
ソファーに座り込んでクッション抱えていじけむし。
…そんな弟の姿見てしもたらさ、、、ほっとけんのよな。
青「りょー、ケータイ貸して」
半ば強引に引ったくって、ポチポチっと操作してから
青「はい。返す」
黄「なにしたん？」
青「…おねえさんの番号いてといたから。自分でなんとかしい」
黄「えっ、でもっ///」
ボクが手を貸すのはココまで。後はひとりで頑張りなさいって言い放って２階に上がった。…めっちゃ後ろ髪引かれたけどね
亮には立派なオトコになって欲しい。いや、ボクよりよっぽど立派や。でも末っ子のせいか甘えん坊で人見知りですぐボクの後ろに隠れて。ボクも頼りにされるんが嬉しくてホイホイ世話焼いてしまうから、いつまで経ってもニコイチで…もう高校生やのに。
青「あかん。ひとりでおったらモヤモヤが溜まってく」
はよ大倉が待ってるカフェに行こう。今ならランチに間に合うかも
そう思ったのに
トントントン！
亮が２階に上がって来た
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月9日 15時
