wonderful×3 (vol.14) (ページ31)

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wonderful mom 　～おもいで話～ページ31

紫side

紫「たーだいまー、はぁー今日もクッタクタや」

橙「おかん、おかえり♡」

紫「ただいま。…あれ？双子は？」

橙「さっきまで一緒に遊んでてんけど、寝ちゃったから毛布掛けといた」

紫「どこで寝とるん？」

橙「和室ー」

キッチンで手ぇ洗いながら、リビングとひと続きになってる和室を覗くと、確かに広げられた毛布から足が４本だけ出てる

紫「こらまるこ掛けすぎやわ。顔は出しといたらんと苦しいやろ」

橙「あ、そっかー(汗)」

紫「おかん食事の用意してまうし、まるこ上まくっといたってんか」

橙「はーい！…あ、因みに、おかん？これどれがどっちの足かわかる？」

紫「わかるわかる」

橙「靴下脱いでるし、半ズボンも隠れててほんま足しか見えんのに？…なんでわかるん？！」

紫「そらおかんやもん。それによう見てみ？足にヒントがいっぱいあるでな」

橙「ヒントー？！」

まるこは４本の足の真ん中に座り込んで、マジマジと眺めてから1本ずつ手に取り

橙「色はこっちの方が黒いかなぁ。…あ、こっちの子はすり傷がある。てコトはおっちょこちょい？…後はなにが違う？…クンクン、臭いはない。大きさも指の数も一緒。…えー、わからーん！」