wonderful×3 (vol.13) (ページ48)

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wonderful family　～おもいで話～ページ48

黒side

家着いて。「ただいまー」て言うたのにだーれも迎えに来てくれんで。…なんや、寂しいな～て、リビングに行ったら、寝転がって戯れてる双子とお座りしてるまるこに向かってヒナが講釈を垂れてるとこやった

紫「…人には、向き不向きいうもんがあってな。例えばこの裁縫。ちょちょいとやってのける人も居れば…」

橙「おかんみたいにへたっぴぃもおるんやな」

紫「そー言うこと！…Σあっ！！…また針で指突いた(怒)」

橙「たいへん！うち、さびおとってくるー」

黒「俺取ったるわ」

橙「あ、おとーん♡おかえりー」

黒「ただいま～」

紫「ごめん、集中してたからピンポン聞こえんかったし」

黒「ええよ。ほれ、サビオ。…で？何内職しとん？」

紫「双子の入園準備や」

ピラッピラッと見せてくれたんは、小さい巾着で

紫「これは亮の靴入れ」

はいどーぞ、て、亮の手に持たせると「なんやこれ？」て顔して振ってるしww

黒「…まだ歩かれへんのになぁ(苦笑)」

紫「ほんまに。準備して下さいって書いてあるから作るけど、コップ入れも当分いらんで」

黒「それ、まるこの時も聞いたなww」

紫「まるこん時はまだ良かった」

黒「？？」

紫「ひとりぶんの支度で済んだしな(涙)…ほんま、なんでいっぺんに仕込んだんや」

黒「俺のせいみたいな言われ方しても困るしっ///(汗)」

とにもかくにも

黒「俺も手伝うわ」

紫「ありがとう。ほな…」

立ち上がって、和室の押し入れから出してきたんは…

黒「紙おむつ？」

紫「そう。これ一枚ずつに名前のハンコ押して」

黒「え、オムツにも名前書くん？！」

紫「せや。名前書いて預けといて、汚れたらコレと交換してもらうんよ」

黒「ひえー！！」

紫「はい、こっちのパックが章大でこっちのパックが亮」

黒「ちなみにコレ何枚入り？」

紫「80枚＋2枚増量！」

黒「×二袋？！マジかー！」

橙「まるこもてつだう！まるこ、ハンコじょうずやで？」

黒「そら助かるわ。えらいなぁまるこ」

橙「えへへ。だってまるこ、おねえちゃんやもん///」

黒「よっしゃ、ほな、おかんが裁縫してる間に、手分けして端からやっつけていくぞー！」

橙「おー！！」