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やっと「何着る？どれ着る？これは？あれは？」って着せ替えごっこが終わって表に出たら「こっちこっち！」て、大倉の家と反対の方角に引っ張られて行き
青「僕、そこのケーキ屋さんでお土産買ってくるから、亮は向かいの花屋で花買うて来て」
三千円も握らされて…
黄「花の相場とか知らんけど、やりすぎちゃう？？」
青「だって、あんな大豪邸に持って行くねんで？」
黄「てか、俺、花とか詳しないし。章ちゃん行ってきてや」
青「大丈夫。メインの花決めて『これ入れて3000円の花束にして下さい』って言うたらいいから」
黄「ええー↓」
青「ええー↓じゃないの。ほら、練習して！」
黄「練習？！」
青「早よ！」
黄「…『これ入れて3000円の花束にして下さい』」
青「そうそう///『プレゼント用です。女性に渡します』」
黄「はあ？大倉にやるんちゃうん？」
青「ちゃうよ。大倉のおばちゃんに渡すんやん。はい、言うて！」
黄「『プレゼント用です。女性に渡しま、すー！』」
青「ちょ、にこやかに言うてきてや？」
黄「わかってるよ！」
んもー！兄貴風吹かす章ちゃん、キライや！
黄「すんませーーんっ」
青「亮！にこやかー！」
わかったから道の向こうから叫ばんでー！(涙)
そんなこんなで。
始終変なテンションでアゲアゲの章ちゃんも、いざ大倉の家の前まで来たらすっかり借りてきた猫。俺の後ろに隠れて
青「…亮、ピンポン押してっ///」
黄「なんでぇ？！自分が犬に会いたいから来たんやろ」
青「けどー、緊張するやんっ///」
黄「もー。世話が焼ける〜！」
こんなん押したらええだけやん、おりゃ
〜♪
青黄「「………」」
黄「誰も出んやん。来るって言うてあるんよな？」
青「うん」
黄「じゃあ、もう一発」
えいっ
〜♪
青黄「「………」」
黄「なんで反応ないねん！ヲイ！おーくらー！！」
『はい』
「キャン」
え？
黄「えーーーーーーーーー！！(汗)」
な、なんで、ひまわりのおねえさんが、大倉の家に居るんよー！(汗)
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月2日 20時
