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亮ちゃんが去ると、遠巻きからやり取りを見ていた人垣も潮が引くように消えて、はーやれやれ。
なーんて言うてるそばから、また騒がしくなるから顔を上げると、
青「大倉っ♪」
緑「わぁ、次は章ちゃん？！…てか、章ちゃんは教室まで入ってくる派なんや」
青「？」
緑「あ、なんでもないなんでもない。で、なんか用事？」
青「うん。あんな、…今日、亮な、委員会で遅なるねんて。だから、一緒に帰らへん？///」
緑「げっ」
青「げ？…え、そんなに嫌やった？(汗)」
緑「ちゃうちゃう！…俺もその委員会に出なあかんねん」
青「えー！大倉もなん？…じゃ、しょうがないか。１人で帰るわ…」
緑「うん、ごめんな」
青「…残念やけど、しゃーないもんね」
それじゃって小さく手を振って去ろうとする章ちゃん。
どーしょ、なんか悪いことしたなってその背中を眺めていたら、クルッと振り返って
青「そや！終わったら亮と一緒に帰っといで？僕ご飯の用意しとくし！」
やって。
緑「おぉ……！」
ごはーん！！
緑「わかったー♪」
青「ふふふ、じゃまた後でね♪」
緑「うーん！」
心なしか章ちゃんの足取り、軽なったかな？
緑「さー、俺も遅れんように委員会行ってこよ〜」
〜♪
俺は口笛なんか吹いて平然を装いながら
学園のスーパーアイドル的な双子が立て続けにやって来たことでざわついている連中から逃げるように教室を出た(汗)
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月29日 7時
